「Jリーグの日」に五輪世代が躍動!柏・細谷 今季初得点が決勝点「お待たせしました!」
2024年05月16日 04:30
サッカー
パリ五輪イヤーの今季は、2月25日の京都との開幕戦でPKを失敗。その影響なのか、その後はスランプに陥った。無得点のまま臨んだパリ五輪予選を兼ねたU―23アジア杯でも、1次リーグ3戦は無得点。周囲の不安は膨らんだ。それでも開催国カタールとの準々決勝で延長前半にお目覚めの一発を決めチームを勝利に導くと、続くイラクとの準決勝でもパリ切符を決める2戦連発。エースの貫禄を示した。
この日も前半44分に放ったヘディングシュートがバーに阻まれたが諦めず、1―1の後半32分には、冷静な横パスで木下の同点ゴールをお膳立て。記念すべき「Jリーグの日」に1得点1アシストの活躍を見せ「そういう日にホームで勝てて凄くうれしい」と胸を張った。
この活躍には視察したU―23日本代表の大岩監督も「アジア杯から目覚めたところがあったので、これを続けてほしい」と称賛。「これから量産してきたい」と力強く宣言したエースが、五輪本番へ向け、ここから一気にギアを上げていく。 (垣内 一之)
《U23大岩監督、湘南の畑称賛》
U―23日本代表の大岩監督が、左サイドで躍動したパリ五輪世代の湘南DF畑を「良いプレーをしていた。本当に良かった」名指しで称賛。さらに同じ世代の湘南FW平岡や福田の名前も挙げ「アジア杯に行ってない選手たちも目の色を変えてやってる。そういうところはしっかり評価をしたい」とさらなる競争に期待を寄せた。
《高井はJ1初弾》
川崎Fの19歳のDF高井がJ1初ゴールを決めた。U―23日本代表から復帰後、初めて先発すると前半13分の右CKで1メートル92の長身を生かして先制ヘディング弾。前節11日の札幌戦でも途中出場からCKでゴールを狙い、視察した日本代表の森保監督に「高さを生かして攻撃にも特長を出せる」と評価されていた持ち味を発揮した。しかし、チームはその後5失点と守備で苦戦。ほろ苦い初ゴールとなった。
《荒木 鮮烈ボレー》
U―23日本代表のFC東京・荒木が今季6点目を決めた。パリ五輪切符獲得に貢献したU―23アジア杯から復帰後初出場。後半16分から登場すると、0―3の同33分、長友の右折り返しを鮮やかな右足ボレーで蹴り込んだ。チームは5試合ぶりに黒星を喫したものの、鹿島から期限付き移籍中の22歳が好調ぶりをアピールした。