【明治安田J1第14節 鹿島3-1広島 ( 2024年5月15日 Eピース )】
鹿島が「Jリーグの日」に広島とのオリジナル10対決で、伝統の勝負強さを示した。前半5分、DF植田が右CKから豪快なヘッド。1本目のCKを先制弾につなげると、同15分にFW鈴木がPKで追加点を挙げた。相手の反撃は最少失点に抑え、終盤にダメ押しの3点目を奪った。
前節の東京V戦は3―0からの3失点でドロー。この日も序盤のリードを追い上げられる展開だったが、植田は「前節の教訓を生かし切れた」と大きくうなずく。中2日で引き締めを図ったポポヴィッチ監督も「これが本来鹿島が見せるべき姿」と称えた。ジーコ氏の教えを礎に20冠のタイトルを獲得してきた常勝軍団らしい試合運びで、J1最多となる583勝目を手にした。