トンネル、抜けた! C大阪が7戦ぶり勝利 FWレオ・セアラが得点ランク単独トップに浮上

2024年05月18日 18:11

サッカー

トンネル、抜けた! C大阪が7戦ぶり勝利 FWレオ・セアラが得点ランク単独トップに浮上
C大阪のレオ・セアラ
 【明治安田生命J1リーグ 第15節   C大阪3ー0福岡 ( 2024年5月18日    ベスト電器スタジアム )】 長かった。C大阪は4月13日の川崎F戦(ヨドコウ)以来、7戦ぶりの勝ち点3を獲得し連敗を3でストップ。J1でのアウェー福岡戦では2011年6月11日(3―0)以来、13年ぶりの勝利を挙げた。
 勝てなかった時期がウソのように、序盤から高い推進力で試合を支配した。前半9分、MFヴィトール・ブエノからペナルティーエリア内左のDF西尾隆矢に縦パスが通ると、FWレオ・セアラに渡ってシュート。密集地帯で一度ははじかれたが、こぼれ球をブエノが再びセアラへ供給。体勢を崩しながら右足でゴールネットに突き刺した。

 いつも「ゴールを決めるよりも、勝利に貢献したい」と口にしている背番号9は、これで早くも今季12得点目。並んでいた磐田FWジャーメイン良を抜いて、得点ランキング単独トップに浮上した。

 セアラのゴールに触発されたように、イレブンは奮起した。同29分のセットプレー。FWルーカス・フェルナンデスの右コーナーキックから、MF田中駿汰が頭で合わせた。ボールはゴールネット左を揺らし、2点目。後半アディショナルタイムには途中出場で、この日でJ1通算100試合出場を達成したMF為田大貴がダメ押しの3点目。セアラ以外のゴールは3月30日の湘南戦(ヨドコウ)で後半37分にFW北野颯太が2点目を入れて以来で、チームとしての課題も克服する2発だった。

 1―2で敗れた15日の町田戦(Gスタ)後は帰阪せず、そのまま福岡入りして調整。まさに背水の陣で挑んだだけに、快勝で報われた。フォーメーションは4―3―3のまま変えなかったが、MF奧埜博亮を少し下げて2ボランチに。これまでは田中がアンカー、奧埜ともう1人がインサイドハーフを務めることを基本としてきた。前日には小菊昭雄監督が「相手によって変えることも(練習で)トライしてきた」と話していた通り、変化を加えたことも吉と出た。

 後半32分からは、6日の大阪ダービー・G大阪戦(パナスタ)で負傷交代していたDF毎熊晟矢が途中出場。明るい兆しが徐々に出てきた。暫定だが、首位・神戸との勝ち点差はまだ6。この試合をきっかけに、再浮上を図る。

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