新潟 今季初の逆転負け 長倉弾で6戦ぶり先制も 連係ミスから失点

2024年05月20日 04:00

サッカー

新潟 今季初の逆転負け 長倉弾で6戦ぶり先制も 連係ミスから失点
シュートする長倉 Photo By スポニチ
 【明治安田J1第15節   新潟1-2湘南 ( 2024年5月19日    レモンS )】 J1新潟は、アウェーで湘南に今季初の逆転負けを喫した。前半30分にFW長倉幹樹(24)のゴールで6試合ぶりに先制。しかし同35分に連係ミスから同点を許し、後半15分には勝ち越し弾を決められ1―2で敗れた。勝ち点16で順位は15位のまま。次戦は22日のルヴァン杯3回戦で、J2秋田とアウェーで対戦する。
 5試合ぶりに勝利を挙げた前節の勢いそのままに、喉から手が出るほど欲しかった先制点を前半30分に奪った。しかしミスが絡んで逆転を許すと、終盤もゴール前に迫りながらもこじ開けられず、長倉は「もったいない」と悔しがった。

 最終ラインからパスをつなぎ、左サイドハーフに入った谷口のパスを「とにかくゴールに行けと触るだけだった」と、長倉がうまく左足で合わせ、理想的な形で先制した。

 「相手に押されていた部分もあってトミーとぶつかった」というGK小島とDFデンが交錯して同点とされたが、「チームとしては切り替えていた」(MF秋山)。勝ち越しを許した後半の失点も自陣でのミスからで、崩されたわけではなく、ここ5試合で後半に9得点しているチームは決して慌ててはいなかった。

 後半にはオフサイドにはなったもののFW鈴木のヘディングシュートがネットを揺らし、途中出場のMF松田がバーに当たるシュートを放つなど決定機はあった。

 ただ、最後でギアが上がらなかった。負傷で別メニュー調整の選手は現在9人。この日、ベンチにはFW登録がおらず、攻撃的な選手は松田のみだったのも大きかった。

 限られたメンバーでの連戦で、好機をつくり続けたことを評価した松橋監督は「どう押し込んでいくかという時に交代枠で前線の選手がいない。前線の動きよりも後ろからのプッシュで相手に圧力をかけていく策だった」とDF稲村投入の意図を説明。苦しい台所事情が交代策に影響したのは間違いなかった。

 苦しいチーム事情の中で、22日にはルヴァン杯の秋田戦が控える。「中2日でも勝ちたい」と長倉。コンディションを整え、チーム一丸で乗り越える。  (西巻 賢介)

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