なでしこ・熊谷主将は号泣「その先に行きたかった」 またも阻まれた米国の壁 五輪では5戦全敗
2024年08月04日 02:44
サッカー
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試合は圧倒的にボールを支配されるなかでも、大きな決定機を作らせず。攻撃では前半35分、FW田中美南がチーム最初のシュートを放つ場面もあったが相手GKに防がれゴールならず。前半を0―0のまま終えた。
後半は日本が攻勢を仕掛けると同6分、FW浜野まいかのスルーパスから右サイドの裏をとったDF守屋都弥がクロスを入れるが、相手DFにクリアされファーサイドの北川ひかるに届かず。ボールを持てる時間も増え互角の攻防を演じ、互いにゴールのないまま後半終了のホイッスル。勝負は延長戦に突入した。
延長前半6分、GK山下杏也加が相手Fwスミスと1対1になるピンチを迎えたが、絶妙な飛び出しでゴールを死守。しかし、延長前半アディッショナルタイム、元NBAの名選手を父に持つFWロッドマンに先制ゴールを決められ失点。
1点を追いける展開となったがゴールの奪えないまま延長後半戦も終了。対米国戦は通算1勝8分け31敗。五輪では04年アテネ五輪の準々決勝で1-2、08年北京五輪の1次リーグで0-1、準決勝で2-4、12年ロンドン五輪の決勝で1-2に続き5戦全敗となった。
チームはケガ人を複数抱えながらも、4試合を戦い抜いた。熊谷は「チームの成長はすごく感じた。1回戦から総力戦でギリギリのところで戦っていた。今日も自分たちの全てを出したし、そこに関しては仲間に感謝。みんなとだからここまで来られた。だからこそ、その先にも行きたかった」と無念さをにじませた。