「ここで我々の旅は終わったけど、なでしこは続いていく」池田監督2大会連続8強敗退も選手たちを称賛

2024年08月04日 02:39

サッカー

「ここで我々の旅は終わったけど、なでしこは続いていく」池田監督2大会連続8強敗退も選手たちを称賛
涙に暮れる長野(右)をなぐさめる池田監督(ロイター)
 【パリ五輪第9日 サッカー女子準々決勝   日本0―1米国 ( 2024年8月3日    フランス競技場 )】 パリ五輪サッカー女子は3日、準々決勝が行われ、世界ランク7位・日本「なでしこジャパン」は史上最多4度の優勝を誇る同5位・米国と対戦。0―0のまま突入した延長前半アディッショナルタイムに失点し、0―1と敗戦。五輪では過去4戦全敗だった強敵にまたも苦杯を喫し、2大会連続の8強敗退となった。
 試合は圧倒的にボールを支配されるなかでも、大きな決定機を作らせず延長戦に突入。延長前半アディッショナルタイム、元NBAの名選手を父に持つFWロッドマンに先制ゴールを決められ失点。1点を追いける展開となったがゴールの奪えないまま延長後半戦も終了。試合後はピッチで泣き崩れる選手らの姿もあった。

 試合後、池田太監督は「選手たちの戦い、ハードワークが報われる結果にならなかったのが残念。最後まで戦ってくれたことが嬉しく思いますし、素晴らしいチームだったと思っている」と選手たちを称えた。

 勝利にあと1歩届かず、2大会連続8強で敗退となり「あと1、2試合闘う姿を見せたかった」と肩を落としたが「点を取るスポーツの中で、スコアにつなげられなかった。それと同時に一人一人のボールを奪う力、奪われない力もこれからさらに強くなるために必要。課題うんぬんより、五輪に向けて選手一人一人成長をしてくれた、全員で一体感を持って戦えた」と次につながる収穫もあった。

 敗れたあとの円陣では「ここで我々の旅は終わったけれども、これからもみんなの人生、なでしこは続いていく」と選手たちに伝えたことを明かした。

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