優勝の名古屋に永井あり 35歳のベテランが2得点 長谷川監督に「恩返し」のタイトル贈る

2024年11月03日 06:00

サッカー

優勝の名古屋に永井あり 35歳のベテランが2得点 長谷川監督に「恩返し」のタイトル贈る
<ルヴァン杯決勝 名古屋・新潟>前半42分、ゴールを決めた永井(中央)=撮影・小海途 良幹 Photo By スポニチ
 【ルヴァン杯決勝   名古屋3ー3新潟(PK5ー4) ( 2024年11月2日    国立競技場 )】 35歳のベテランが名古屋を勢いに乗せた。FW永井が前半だけで2得点。31分にGKのパスの乱れを見逃さず先制ゴールを決めると、42分はゴール前で冷静にシュートを流し込んだ。
 猛烈なプレスバックも見せるなどピッチを縦横無尽に動き、後半35分に交代。ベンチからその後の激闘を見届けたエースは「(スタミナが)持つところまでフルスロットル。疲れたらバトンをつなぐ意識でやっていた」と息をついた。

 22年夏、FC東京で師事した長谷川監督を慕い、プロデビューした古巣に帰還した。恩師とは20年FC東京に続くルヴァン杯制覇だ。

 「3回獲った人がいないと聞いて、獲ったらすごいなと。頑張ろうと」。恩返しの思いが原動力だった。自身も名古屋の一員として初のタイトルを手にし、「うれしいっすね。復帰した時にやっぱりタイトルを獲りたいと思っていた。この年齢で獲れるとは思わなかったけれど、良かったです」と感慨に浸った。 (坂本 寛人)

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