日本スポーツ仲裁機構がJADAの申し立て棄却 

2012年11月02日 18:10

スポーツ社会

 日本スポーツ仲裁機構は2日、4月の自転車ロードレースの全日本選手権で失格となり帰宅してドーピング検査を受けなかった男子選手は検査拒否に当たるとして、2年間の資格停止などを求めた日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の申し立てを棄却した。
 仲裁判断によると、男子選手は午前のスタート直後に落車して失格となった。失格してもドーピング検査の対象となるのを知らずに帰宅した。午後にドーピング検査の対象者が決まって掲示されたものの「対象者の通告方法が選手に広く周知されていたとは言えず、かつ説明が不十分。意図的な検査回避とまでは言えない」と判断した。

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