二所ノ関部屋 初場所最後に消滅 大鵬、力道山ら輩出の名門
2013年01月10日 06:00
相撲
11月の九州場所を最後に定年退職する二所ノ関親方、部屋付きの北陣親方(元関脇・麒麟児)、湊川親方は初場所後に二所ノ関一門の松ケ根部屋などへ転籍予定。同じく部屋付きの富士ケ根親方(元小結・大善)は進退を明らかにしていない。部屋には三段目以下の力士3人、行司と床山が1人ずつ在籍している。
二所ノ関部屋は大鵬のほか、戦前の横綱・玉錦や佐賀ノ花、琴ケ浜、大麒麟の3大関、後にプロレスラーとして活躍した関脇・力道山や幕内・天龍らを輩出。「土俵の鬼」と呼ばれた元横綱・初代若乃花も入門から約6年間在籍した。
現在の二所ノ関親方は現役時代「ほらふき金剛」と呼ばれ、数々の語録を残すなど活躍。75年名古屋場所では平幕優勝を飾った。75年3月に当時の師匠(元大関・佐賀ノ花)の急死で後継者問題が勃発すると、兄弟子の大鵬らが候補に挙がる中、76年9月に27歳で引退。師匠の次女と婚約し部屋を継承した。名門部屋の担い手として期待されたが、95年には麻雀賭博問題で逮捕され謹慎処分。08年には相撲協会の理事に就任して広報部長などを務めたが、育てた関取は大善だけ。平成に入って力士数が大幅に減少していた。
◇二所ノ関部屋 1909年(明42)に友綱部屋の関脇だった海山が創設。4代目(元大関・佐賀ノ花)の時代に、横綱・大鵬、大関・大麒麟らを育て全盛期を迎えた。独立した花籠、片男波、佐渡ケ嶽部屋からも玉の海、琴桜、輪島らの横綱が相次いで誕生し、一門として隆盛を極めた。4代目死去後に、娘婿の現師匠(6代目)が継承。プロレスに転向した力道山、天龍や青葉城ら個性派力士も輩出した。
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