【岡崎真の目】宮原は大きなミスしない“秀才タイプ”
2015年03月27日 07:53
フィギュアスケート
初出場の緊張感も感じさせない、のびのびとした宮原の滑りが高い評価を得た。唯一、本来の出来ではなかったのが3回転フリップだが、大きなミスにしない調整力が宮原の特長だろう。
絶対的な武器と呼べるものはないが、苦手が一つもない秀才タイプ、と言えば分かりやすいだろうか。ジャンプやスピン、ステップといった要素が及第点でまとめられるのが宮原。全日本選手権を初優勝したときの滑りと比べて、大きな加点要素をプラスしたわけではないが「ここは磨ける」と感じた部分は、逃さず修正してきた。回転不足とされるケースがあったジャンプも、またしかり。今大会の日本女子は来年の出場枠「3」を確保できるかどうかと騒がれる中、これだけの演技ができたことは収穫で、フリーは3人ともに最終組となった。重圧に負けず、滑ってほしい。
最後に付け加えておきたいのは、トゥクタミシェワ。3回転半の出来は素晴らしかった。GPファイナルや欧州選手権を制してもさらなる進化を目指す選手が、女子にも出てきたことを評価したい。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)
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