萩野7種目6冠締め 400M個人メドレーも優勝
2015年11月24日 05:30
競泳
競泳の東京SC記録会は23日、東京スイミングセンターで行われ、右肘骨折で今夏の世界選手権を欠場した萩野公介(21=東洋大)が男子400メートル個人メドレーを4分16秒06で制し今大会6冠となった。約5カ月ぶりの復帰戦で7種目14レースを泳ぎ切った。
復帰戦最後を“本職”で締めた。「久しぶりにこのきつさを味わった。泳げる幸せをかみしめながら泳いだ」。最初のバタフライこそ競り合ったものの、2位に10秒44差をつけて圧勝。ライバル瀬戸大也(21=JSS毛呂山)は不在だったが、「(一緒に)泳ぎたかった」とレース中に瀬戸を思い浮かべ、展開を考えたという。4日間で7種目14レースをこなし「無事に乗り越えることができた」と振り返った。
レース後は珍しく膝に手を置いて肩で呼吸した。「全身から乳酸が噴き出てた」と笑い、苦しささえも喜んだ。平井コーチは「これまでは必死さを見せずにスマートにレースを終わらせていたが、今回は出し切ろうとしていた」と変化を口にした。目指すは世界記録でのリオデジャネイロ五輪金メダル。「ぶれるつもりはない。決勝の舞台で今までやってきたことを全部ぶつけられるように頑張りたい」と萩野。マルチスイマーがリオへ再スタートを切った。
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