サニブラウン、進次郎議員から金言 ハートの強さは太鼓判!
2015年11月24日 05:30
陸上
陸上男子短距離のサニブラウン・ハキーム(16=城西高)ら日本陸連の「ダイヤモンドアスリート」が23日、都内で育成プログラムに参加した。講演を行った自民党の小泉進次郎衆院議員(34)は、積極的に質問したサニブラウンのハートの強さを絶賛。大きな期待との向き合い方など、メダル候補に熱く語りかけた。
“号砲”に、サニブラウンが鋭く反応した。小泉議員が話し終えて質疑に移ると、真っ先に手を挙げた。「強いハート、精神力はどこから来ているんでしょうか?」。小泉議員が初当選したのは09年。当時、自民党や世襲議員への逆風にさらされ「スタートで物凄く批判されて、いろんなことを学んだ」と答えた同議員は、サニブラウンのハートに太鼓判を押した。
「僕が16歳の頃、目の前に政治家が来ても、手を挙げて質問はできなかったと思う。もうハートの強さは持っている。自信を持ってほしい」
サニブラウンは今夏、世界選手権の男子200メートルで準決勝進出。世界トップのガトリンと同組で走り、レース後は「(ガトリンは)地面を蹴る音が違った」と話した。ただの感想でなく、感性あふれるコメントを聞いた小泉議員は、「そういうふうに表現できるのは凄い」と言う。演説などで言葉に気を配る同議員は、「言葉の力」をテーマにしたこの日の講演でも、熱く「ダイヤモンドアスリート」を鼓舞した。
大きな期待と、どう向き合うか。「期待されるのはありがたいこと。期待値が高いと感じても、応えられるくらい頑張ろうと思った方が健全」。リーダーシップに必要なこととは。「とにかく頑張るしかない。結果を抜きにして、“あいつ頑張ってるよね”という評価を受けられる日々を、どう過ごしているかが大事」。そして、最後に進次郎節でサニブラウンらにエールを送った。
「自分がスポーツ新聞に載るところをイメージしてください。スポーツ新聞の凄いところは、1面に1人のことを独占して書く。皆さんの言葉の力を、拡散できるチャンスを持っている」。サニブラウンは既に、8月26日付のスポニチ本紙1面をジャック。16年リオデジャネイロ、20年東京五輪へ快走を続け、これからもフロントページを飾る。
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