「絶対王者だぞ」羽生自身に言い聞かせプレッシャー
2015年11月29日 05:30
フィギュアスケート
【羽生に聞く】
――世界初のフリー200点、総合300点。
「いまだに信じられない。本当にスコアにびっくりしたけど、スケートカナダからこのNHK杯までに血のにじむつらい練習をしてきた。その練習をさせてくれた周りの方々、サポーター、カナダのリンク、仙台のリンク、全ての人に感謝をしたい」
――この結果は想像していたか?
「やってやろうとは思っていましたけど。実際は、フリーの前は物凄く緊張していた。本当はブライアン(オーサーコーチ)と話をできるけど、きょうは話すことができなかった。でも、名古屋のオリンピックがあったリンクで」
――長野ですね?
「名古屋って言いましたね、私。興奮してます。この長野のリンクでまた、オリンピックのマークもありますし、自分自身でプレッシャーをかけていました。絶対王者だぞと、自分に言い聞かせてやりました」
――GPファイナルに向けて。
「今回は今回で終わったこと。ここまでケガをせずに練習ができた。サポートに感謝したい。さらに練習を積んでいきたい」
――技術的な改善点はあるか?
「4回転ループをプログラムに確実に組み込めていないので、それも練習をしたい。すぐにはできないと思うけど、この内容、これ以上の内容をコンスタントに出せるようにしたい。今回出した、SP、フリー、合計点がこれから自分にかなりのプレッシャーになると思う。それに打ち勝つ精神力を付けないといけないと思う」
――初戦から何が変わった。
「スケートカナダの2位は凄く悔しかった。一皮むけた羽生を見せたかった。後半に4回転を決めることができた。凄く達成感がある」
――声援が大きかった。
「地元・日本での開催で皆さんが大きな声援をくれたし、また会場にオリンピックのマークが常に見えている状況で、連覇するために強い姿を見せないといけないんだと常に思っていたので、本当に、環境にも助けられたと思う」
【羽生の記録アラカルト】
☆合計300点超え 羽生はチャンが保持していた295.27点を一気に27.13点も更新する322.40点をマーク。合計300点超えは史上初。フリーの216.07点も、史上初の200点超えでチャンの196.75点を19.32点更新した。
☆GP5勝 日本男子では高橋大輔の9勝が最多。羽生は今大会でGP通算5勝となり、織田信成と並んで日本男子で2位になった。小塚崇彦、町田樹が4勝で続く。
☆ファイナルの3連覇 羽生は現在、ファイナルを2季連続で制しており、今季は3連覇が懸かる。3連覇は男子では史上初、女子ではスルツカヤ(ロシア)が99~00年シーズンから3連覇を達成している。
おすすめテーマ
2015年11月29日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
2020年へ北京五輪競泳銅の宮下氏「3C」の大切さ語る
-
荒賀、染谷が2連覇 空手プレミアリーグ最終戦沖縄大会
-
神鋼、ドコモに敗れ初黒星 パナ、NTTコム3連勝 トップL
-
立命大と関大が勝つ 関西大学リーグ
-
浅見HC「感謝」中村主将「すべて報われた」…歓喜のサクラセブンズ
-
池江が短水路中学新 女子200個人メドレー
-
男子に続いた!サクラセブンズもリオ切符!決勝戦でカザフ撃破
-
ウォリアーズ開幕18連勝、グリーン2戦連続のトリプルダブル
-
三宅宏実、4大会連続で五輪へ 重量挙げ世界選手権
-
サクラセブンズ逆転負け リオ五輪切符は決勝戦にお預け
-
石川遼 逃げ切りVならず…黄重坤がイーグルで逆転
-
嶋本と太田は失格 重量挙げ世界選手権
-
スケート滑らなかった真央 宮原は崩れない強さが武器 岡崎真氏分析
-
さらに上積み可能な羽生 連続ステップに抑揚つければ…岡崎真氏解説
-
羽生 新時代作った史上初300点超え!無敵の安倍晴明見せた
-
金博洋悔しい2位「失敗多く良くなかった」
-
無良 意地の3位 全日本選手権へ「自信取り戻せて臨める」
-
宮原GP初V!日本女子3人目200点超えで真央も超えた
-
真央GP連勝8でストップ ファイナルで雪辱を
-
女子ラグビーセブンズ リオへ3連勝 29日にも五輪切符
-
頼れるエース山口3戦3T スピード生かし40メートル独走も
-
大地長官がサクラセブンズ激励「男子の流れに乗って女子も」
-
五郎丸リーグ戦1年10カ月ぶりトライ 19得点MOMに
-
まりやのいとこ 西内リーグデビュー「持ち味出せた」
-
観客今季最多の1万3051人 五郎丸「やり方次第でもっと集まる」
-
東芝「出直し戦」飾った W杯戦士の湯原、三上、大野存在感
-
旭化成・村山紘 1万メートル14年ぶり日本記録更新
-
錦織 国枝に負けちゃった「返すのが大変だった」
-
マリー兄弟が勝って英国2勝1敗 79年ぶり制覇目指す
-
鶴見 段違い平行棒1種目のみ「まあまあ良かった」
-
外村、伊藤高得点も上山落下で5位 世界選手権団体決勝
-
W杯男子個人第2戦 強風で中止に
-
W杯複合開幕戦悪天候で中止 予備飛躍もできず
-
片山 逆転30勝へ 昨年のVTRだ「最終組の1つ前」からまくる
-
遼 1差堅守もパター不調「チャンス逃してしまった」
-
大山 父バースデーに奪首「いいスコア出す」有言実行70
-
ショット好調酒井 V視野も冷静「欲をかいたらワナあるコース」
-
「絶対王者だぞ」羽生自身に言い聞かせプレッシャー
-
強風で2日連続の中止 ジャンプ男子個人第2戦