白鵬“待った”と勘違い…横綱最多勝利お預け

2016年03月14日 05:30

相撲

白鵬“待った”と勘違い…横綱最多勝利お預け
初日から白鵬が敗れ館内には座布団が舞った
大相撲春場所初日
(3月13日 エディオンアリーナ大阪)
 4場所ぶり36度目の優勝を狙う白鵬がまさかの黒星スタートだ。過去には大技の呼び戻しを決めるなど10戦全勝とカモにしていた宝富士に対し、珍しく左手をつかないままフワリと立ち「待ったと思っちゃったんだな、ちょっと」と気の迷いが生じた。中途半端な当たりとなって押し込めないと見るやとっさに引いたが、それがさらに墓穴を掘った。完全に相手を呼び込み、土俵際での強引な小手投げも決まらず、そのまま寄り切られた。横綱在位52場所目で7度目の初日黒星。勝てば横綱勝利で北の湖の670勝を抜いて単独1位になるはずだったが「ちょっと空回りしました」と素直に敗戦を受け入れた。

 07年春、秋、九州、08年九州の4度も初日黒星から逆転優勝した例もあるが「なんか重い感じがした」と消極的な発言も。痛みを抱える右肘にもサポーターを巻く31歳の大横綱に一抹の不安が生じている。

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