引退の平野早矢香 撤回を要望されたが…「目標のレベルにいくのは難しい」

2016年04月12日 16:40

卓球

 12年ロンドン五輪卓球女子団体銀メダリストで現役引退した平野早矢香さん(31)が12日、大阪府八尾市にある所属先のミキハウス本社で、あらためて思いを語った。
 5歳から約26年間の競技人生について「多くの方々と出会い、支えられました。(入社後の)13年間は卓球と向き合い、打ち込める環境をつくっていただき、感謝の気持ちでいっぱい。小さい頃には想像できない結果を残せました。幸せな競技人生でした」と目を潤ませ、笑顔もまじえながら明かした。思い出の大会には団体で銀メダルを獲得した12年ロンドン五輪と14年世界選手権を挙げた。今月9日の日本リーグ・ビッグトーナメント佐賀大会が最後の試合だった。

 同席した同社卓球部の大嶋雅盛監督は「みんなが憧れる選手だった。今後、こういう選手に出会えないかもしれない」と惜しんだ。さらに「もう一度、復活して欲しい」と引退撤回を要望。本人は「私は頑固で中途半端なことができない。自分が目標とするレベルにいくのは難しい」と即座に否定した。

 今後について「教えていただいたことを後輩たちに伝えるのが自分の役割だと思う。違う形で卓球界に貢献したい」と話した。同社卓球部でコーチを務め、全国各地の講習会などにも積極的に参加する予定。

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