競泳“ヤングなでしこ”池江が引っ張る!リオ五輪初日に登場

2016年04月12日 08:20

競泳

競泳“ヤングなでしこ”池江が引っ張る!リオ五輪初日に登場
フォトセッションを行う(前列左から)池江、金藤、渡部、星(後列左から)平井監督、瀬戸、萩野、小関
 日本水連は11日、都内で、競泳のリオデジャネイロ五輪日本代表34人を発表した。中でも女子競泳陣は中高生5人を含む平均年齢20・76歳と若い布陣。主将には「水泳界の澤」こと200メートル平泳ぎ金メダル候補で、女子最年長の金藤理絵(27=Jaked)が任命されたが、五輪では競泳初日のバタフライ100メートル予選、準決勝に出場する予定の池江璃花子(15=ルネサンス亀戸)ら“ヤングなでしこ”が日本の女子競泳陣をけん引する構えだ。
 経験豊富な姉貴分を頼りに、イケイケの15歳が世界に殴り込む。リオ五輪競泳初日は女子100メートルバタフライ予選、準決勝が予定されており、池江が日本女子17人のトップバッターを務める。チームで戦うことの意義を問われると「個人で活躍するからこそ、たぶん意味があると思う。1バタ(100メートルバタフライ)は気合入れて頑張りたい」と力を込めた。

 池江は15年世界選手権以来2度目の日本代表。初の日の丸を背負った前回は「話したことがない人ばかりでみんな怖かった」という。重圧を感じて、レース直後は頭痛や腹痛に襲われたが、経験を積み「気持ち的にも去年より楽になった」と語る。主将に任命された金藤の存在も「初めはやっぱりちょっと怖かった」が、今では「優しいお姉さん」と精神的支えになっている。

 女子代表の平均年齢は11日時点で20・76歳。ロンドン五輪代表発表時の21・07歳から0・31歳若返った。五輪選考会では、大会初日に100メートルバタフライ準決勝で池江が自身の日本記録を更新し、4日目には100メートル背泳ぎで14歳の酒井が自己ベストを1秒20短縮すれば、200メートルバタフライでも16歳の長谷川が自己ベストを1秒03縮めて代表入り。舞台が替わっても池江が火付け役となり“ヤングなでしこ旋風”を起こす。

 金藤は「女子の中で最年長になるので、若手の選手に安心感を持ってもらえるような存在になれたら」と意気込みを口にした。自他ともに元なでしこジャパンの澤穂希さん似と認めており「澤選手のように頼られる存在になれれば」ときっぱり。見た目だけでなく、現役時の澤さんばりに背中でチームを勇気づける。

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