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Bリーグ広島が初優勝 ミリング監督「勝ちじゃけぇ」雄叫び 引退する42歳・朝山主将に最高の花道

2024年05月29日 04:00

バスケット

Bリーグ広島が初優勝 ミリング監督「勝ちじゃけぇ」雄叫び 引退する42歳・朝山主将に最高の花道
 バスケットボール男子Bリーグで初優勝し、喜ぶ広島の選手たち=28日、横浜アリーナ Photo By 共同
 【BリーグCS決勝最終戦   広島65-50琉球 ( 2024年5月28日    横浜アリーナ )】 2戦先勝方式の決勝第3戦が横浜アリーナで行われ、広島(ワイルドカード)が昨季王者の琉球(西地区2位)を65―50で破り、2勝1敗として逆転で初優勝を果たした。2部に在籍したことがあるチームが頂点に立つのは初めて。準々決勝で三遠(中地区1位)、準決勝で名古屋D(西地区1位)を撃破。Bリーグ8季目で初の西日本勢同士の対決となった決勝で三たび下克上を成し遂げた。チャンピオンシップMVPには山崎稜(31)が輝いた。
 第2戦に勝った勢いに乗って広島が序盤から主導権を握った。中村、山崎らの3点シュートで優位に試合を進め、後半はエースのエバンスがチーム最多の13得点。最後まで一度もリードを許さず昨季王者に快勝し、ミリング監督は広島弁で「勝ちじゃけぇ」と繰り返し、雄叫びを上げた。

 1部昇格からわずか4季目で王座へと駆け上がった。初の決勝で第1戦を落としながら連勝。引退する42歳の朝山主将の花道を飾った。15年に加入し、B2時代には兼任監督も務めたベテランはコートに立つことはなかったが、「何も言うことない。夢のよう。最高のライバルチームと戦えた瞬間が最高だった」と勝利の余韻に浸った。(中村 和也)

《連覇ならず…岸本「喪失感」》
 金髪軍団の琉球が連覇を逃した。リバウンド数で上回り、今村が10得点と奮闘。第3Qに2点差まで詰め寄ったものの、最後は15点差をつけられた。3月の天皇杯決勝は千葉Jに大敗し、レギュラーシーズンは7季ぶりに地区優勝を逃した。負の流れを断ち切るため若手が率先して髪をチームカラーの金色に染めた。8得点の岸本は「悔しいという実感はない。はかないなと。今日一日で、全てが終わった喪失感がある」と淡々と語った。

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