山県 9秒台で桐生倒す!日本選手権Vへ「条件は整っている」 (1/2ページ)
2016年06月20日 11:10
陸上
「9秒台を出して優勝する」
過去、「9秒台」と口にすることを避けていた時期もあるが、今は違う。苦しんできた腰痛も癒え5日に4年ぶりの自己ベストとなる10秒06をマーク。確かな手応えが山県を素直にさせた。
「今まではタイムを気にすると、硬さにつながると思っていた。でも、ここまで来た以上、タイムを気にしないのは無理なんで。その中で自分をどうコントロールしていくかを考えている」
今季2勝1敗と勝ち越しているライバル・桐生は11日、13年織田記念と並ぶ自己最高の10秒01を出した。3年前、衝撃を受けたタイムへの捉え方も変わった。
「13年の桐生の10秒01は“まさか”って感じだった。出せって言われても、自分が出せるイメージは湧かなかった。自分の理解の外のタイムだった。今年の10秒01は、自分の中で冷静に受け止められた。同じ条件で走れば、届かないタイムじゃない。理解できる範ちゅうにある」
自身の武器、ライバルの特長を冷静に分析した上で、勝算を口にした。
「僕はスタートとラストの走りには自信を持っている。桐生が凄いのは中盤の加速力。ただ、最近の自分の手応えだと、そこも負けていない。スタートからいいレースができれば、勝てるんじゃないかな」
リオデジャネイロ五輪の代表最終選考会を兼ねる日本選手権は今年、100回を数える。予選と準決勝は24日、決勝は25日だ。
「自己ベストを出してから日本選手権に出るのは今までにないこと。メンバーもそろうし、観客の方も期待してくれて、雰囲気も良くなる。条件は整っていると感じる」
98年12月に伊東浩司が10秒00をマークしてから、17年余り。山県が9秒台に突入した時、日本陸上界の新時代が始まる。
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