高まる松山フィーバー 中継TBS「大会の顔」に専用カメラ用意

2016年11月08日 05:30

ゴルフ

高まる松山フィーバー 中継TBS「大会の顔」に専用カメラ用意
アプローチショットの練習をする松山
 男子ゴルフの三井住友VISA太平洋マスターズは、静岡県御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース(7246ヤード、パー72)で10日に開幕する。2週前の世界選手権シリーズ、HSBCチャンピオンズで優勝した松山英樹(24=LEXUS)は7日にコース入りし、軽めの調整を行った。大会を中継するTBSは松山の組に専用カメラを用意。御殿場市内のホテルはすでに満室となるなど、“松山フィーバー”は徐々に高まりつつある。
 午後2時半すぎ。コースに到着した松山は、出迎えた関係者にあいさつを済ませると、パッティンググリーンへ直行した。時折スタッフと談笑しながらリラックスムード。約2時間のパッティング練習を終えると、この日はショット練習場には行かず、コースを後にした。

 13年以来、3年ぶりの出場。東北福祉大2年だった11年にはツアー史上3人目のアマチュア優勝を飾った。「思い出の大会です。3年ぶりに戻ることを楽しみにしております」とコメントするなど、今大会に対する思いは強い。

 2週前のHSBCチャンピオンズで日本勢初の世界選手権シリーズ優勝を果たし、この時点で世界ランキングでも自己最高の6位に浮上した。当然、優勝候補の最右翼だけに、テレビ中継を担当するTBSは松山の組に専用カメラを用意。予選ラウンドのスタートホールから松山のプレーを追う。昨年は300ヤードを超える飛距離を誇るB・ワトソンの組に専用カメラを配置したが、今年は松山を「大会の顔」に指名した格好だ。

 また、10月24日に松山の大会出場が発表になって以降、会場の太平洋クラブ御殿場コースにはファンからの問い合わせが急増。コース関係者は「お客さまから“松山プロを見に行きたいが、チケットはどこで買えばいいのか”などのお電話を頂くことが増えました」と明かす。前売り券の売り上げも好調で、10月31日時点の集計で1万5000円の前売り通し券が1800冊も売れており、「松山プロ効果と言って良いと思います」と目尻を下げた。さらに御殿場市内のホテルは最終日の13日までほぼ満室。富士の裾野は、松山の凱旋に早くも盛り上がりを見せている。

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