高まる松山フィーバー 中継TBS「大会の顔」に専用カメラ用意
2016年11月08日 05:30
ゴルフ
13年以来、3年ぶりの出場。東北福祉大2年だった11年にはツアー史上3人目のアマチュア優勝を飾った。「思い出の大会です。3年ぶりに戻ることを楽しみにしております」とコメントするなど、今大会に対する思いは強い。
2週前のHSBCチャンピオンズで日本勢初の世界選手権シリーズ優勝を果たし、この時点で世界ランキングでも自己最高の6位に浮上した。当然、優勝候補の最右翼だけに、テレビ中継を担当するTBSは松山の組に専用カメラを用意。予選ラウンドのスタートホールから松山のプレーを追う。昨年は300ヤードを超える飛距離を誇るB・ワトソンの組に専用カメラを配置したが、今年は松山を「大会の顔」に指名した格好だ。
また、10月24日に松山の大会出場が発表になって以降、会場の太平洋クラブ御殿場コースにはファンからの問い合わせが急増。コース関係者は「お客さまから“松山プロを見に行きたいが、チケットはどこで買えばいいのか”などのお電話を頂くことが増えました」と明かす。前売り券の売り上げも好調で、10月31日時点の集計で1万5000円の前売り通し券が1800冊も売れており、「松山プロ効果と言って良いと思います」と目尻を下げた。さらに御殿場市内のホテルは最終日の13日までほぼ満室。富士の裾野は、松山の凱旋に早くも盛り上がりを見せている。