遠藤 思いやり 同部屋“出稽古” 部屋消滅の旧春日山勢拠点へ
2016年11月09日 05:30
相撲
春日山部屋消滅で力士23人中12人が引退届を提出した中、現役続行の道を選んだ三段目・浜春日にぶつかり稽古で胸を出した。「違和感はありますけど(旧)春日山部屋力士はもっと複雑だと思う。そういった感情が本場所に影響しないようにいい作用が働けばいいと思います」と遠藤。最も番付が高い部屋頭として悩める力士たちを思いやった。浜春日は「困惑しているが、関取に胸を出してもらってありがたかった」と感謝した。
引退届を提出した12人に加え、さらに2人が引退を検討中で、九州場所へ調整する旧春日山勢の力士は9人。追手風部屋預かりはあくまでも部屋が再興するまでの一時的な措置だけに、師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)は「一日も早く新しい師匠が決まってもっと集中できるようにしないと」と話した。
先場所13勝を挙げて平幕上位に復帰した遠藤の調整は順調そのもの。苦境に立たされている力士たちにとって、この日稽古をつけてくれた部屋頭の九州場所での活躍はプラスに働くはずだ。
◆春日山部屋が消滅した経緯 日本相撲協会が春日山親方が先代親方と係争中の年寄名跡証書を所有しておらず、秋場所中には部屋を訪れていないとの調査結果を受けて、10月12日の臨時理事会で辞任勧告。所属力士23人らは、同じ伊勢ケ浜一門の追手風部屋に移籍となったが、半数以上の12人が日本相撲協会に引退届を提出した。
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