【バレーボール】高橋藍がサントリー加入 日本のトップリーグでのプレーは初

2024年05月20日 14:11

バレーボール

【バレーボール】高橋藍がサントリー加入 日本のトップリーグでのプレーは初
高橋藍 Photo By スポニチ
 10月開幕のバレーボールの新リーグ「SVリーグ」男子に参戦するサントリーは20日、イタリア1部リーグ・モンツァでプレーした日本代表・高橋藍(22)と契約すると発表した。高橋は日体大在学中にイタリアに移籍しており日本のトップリーグでのプレーは初となる。
 高橋は今季加入したモンツァで定位置を確保。レギュラーシーズンで5位に入りプレーオフでは日本人で19季ぶりに決勝に進出。ペルージャに敗れて準優勝に終わったものの自己最高成績でイタリア3季目を終えた。

 日本代表でも昨年はネーションズリーグでの銅メダル獲得に貢献し、本大会出場権を得たパリ五輪予選でも攻守でチームをけん引した。今夏のパリ五輪では52年ぶりのメダル獲得に期待がかかる。

 サントリーは今季Vリーグでレギュラーラウンドを2位で終え、プレーオフ決勝でパナソニックを下し2季ぶり10回目の優勝を飾った。また昨年12月の世界クラブ選手権で日本勢で初めて銅メダルを獲得するなど海外でも実績を残した。

 2メートル18の元ロシア代表ムセルスキー、キューバ出身のデアルマス、日本代表ミドルブロッカー小野寺太志ら強力な布陣を誇る。10月開幕のSVリーグでも優勝候補に挙がると見られる。イタリアで得点力を磨き、リベロをこなすほど守備力も高い高橋の加入はさらなる戦力アップにつながるはずだ。

 サントリーには高橋の兄・塁が在籍している。高橋は2歳上の塁の影響でバレーボールを始めた。京都・蜂ケ岡中、東山高で一緒にプレーした兄の存在が移籍を後押ししたことは間違いない。


 ◇高橋 藍(たかはし・らん) 2001年(平13)9月2日生まれ、京都市出身の22歳。小学2年時に兄・塁(現サントリー)の影響でバレーボールを始める。京都・蜂ケ岡中―東山高―日体大卒。蜂ケ岡中では3年連続全中に出場し2年時優勝。東山高3年時に春高バレー優勝。21年パドバ加入。23年モンツァ移籍。20年日本代表初選出。21年東京五輪8強。22年世界選手権16強。23年ネーションズリーグ3位、アジア選手権優勝。家族は両親、兄・塁、妹。1メートル88、83キロ。名前の由来は「藍色のイメージで、素直で自分の意思を持ち周りに流されず強く育ってほしいという意味」。

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