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【玉ノ井親方 視点】7日ぶり復帰戦で快勝 高安、豊昇龍を沈めた立ち合い予想外の動き

2024年05月20日 20:30

相撲

【玉ノ井親方 視点】7日ぶり復帰戦で快勝 高安、豊昇龍を沈めた立ち合い予想外の動き
<大相撲夏場所9日目>すくい投げで豊昇龍を破った高安(左)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所9日目 ( 2024年5月20日    両国国技館 )】 途中出場の高安が大関を相手に、良い意味で予想外の相撲を取った。勝敗を分けたのは立ち合い。もろ手で当たってすぐに丸太のような左腕を相手の脇の下まで深く入れ、豊昇龍の上体を浮かせてすくい投げた。
 対戦成績が2勝8敗と相性が良くなかった豊昇龍は、仕切りの時からやりづらそうだった。立ち合いの呼吸をなかなか合わせられず、フワッと中途半端に立った。高安のもろ手突きも想定外だったのか、虚を突かれたような動きの悪さだった。

 7日ぶりの出場となった高安は少し体が締まった印象だった。休場の原因となった腰の負担を減らそうと体重を落としたのだろう。その分、体の動きも良かった。10日目は琴桜戦。2敗でトップに並んだ大関だが、立ち合いの当たりが甘く、相撲内容は良くない。高安が左を差して前に出る展開になれば面白くなる。(元大関・栃東)

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