真央トリプルアクセルに懸ける!かつての「代名詞」解禁へ
2016年12月23日 05:30
フィギュアスケート
左膝に不安を抱え、トリプルアクセル抜きで戦ったシーズン前半。GPシリーズのスケートアメリカで6位に終わると、フランス杯はシニア自己ワーストの9位。「自信が全て失われた」と涙を流したパリから帰国すると、1週間の休養を取り左膝を休めた。「しっかり治したので、大丈夫です」。患部が癒え、心身のコンディションが上昇。「今季の中では一番、調子がいい状態で来ている」と柔らかな笑みを浮かべた。
今大会は17年3〜4月の世界選手権の代表が懸かる。同選手権は18年平昌五輪の出場枠が決まる重要な一戦。輝く実績を持つ浅田だが、今季は代表争いでリードを許している。GPファイナルに進出できず、国際連盟主催大会の今季ベスト186・16点は日本のシニアで4番手、世界ランク21位は日本で5番手。ジュニアGPファイナルで3位に入った坂本ら若い世代の台頭もある。
だが、浅田は何度も全日本で逆境をはね返してきた。GPシリーズで不振だった09年は優勝、同じく不振だった10年は2位。最愛の母・匡子さんが亡くなった約2週間後に舞った11年も優勝した。日本最高峰の舞台で結果を出してきた経験が、背中を押す。あす24日のSP滑走順は大トリの30番目に決まり、「引いちゃったぁ」と苦笑い。「SPとフリーで、ノーミスすることが目標です」。目指すは4年ぶり7度目の日本一。浅田が大技とともに、頂に帰ってくる。
▼世界選手権代表選考 男女とも枠は3。全日本選手権優勝者がまず決定。2人目は全日本2、3位の選手、GPファイナル出場の上位2選手から選考。2人目の選考から漏れた選手、全日本4〜6位の選手、全日本終了時の世界ランク上位3選手、国際連盟公認大会での今季自己ベスト上位3選手の中から3人目を選ぶ。浅田は世界ランク、今季自己ベストともに上位3選手には入っていない。
おすすめテーマ
2016年12月23日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
五郎丸が先発メンバー入り 仏1部トゥーロン
-
スケート、バイアスロン…ドーピング問題でロシアでの開催中止続々
-
湯浅が8位、3季ぶり1桁 W杯男子回転
-
サントリー中づる 2冠宣言!全勝V&トライ王も
-
宇野 初Vへ超高難度ジャンプ連発作戦「完成度上がっている」
-
真凜、雪辱へ猛練習 ジュニアGPはインフル欠場
-
遼の弟 航が首位!高校関東No.1へ 2位に4差
-
高久“遅刻”奏功?練習できなかったパット好調で首位
-
日本女子OP首位で話題 未祈は出遅れ5差 11月に交通事故
-
PGA公式サイト 好調・松山を特集 メジャーVも近い?
-
真央トリプルアクセルに懸ける!かつての「代名詞」解禁へ
-
珍しく練習着で登場 宮原V3自信「強い選手と思ってもらいたい」
-
須崎17歳新女王に リオ金メダリスト登坂に挑戦状
-
登坂 17歳新女王に対抗心「私も負けないつもり」
-
松本優勝、フリーからグレコ転向で再起 男子85キロ級
-
追手風親方、時津風一門へ移籍 伊勢ケ浜一門内で考え方に相違
-
中垣内氏にけん責処分 来春男子バレー代表監督就任予定
-
クビトバ欠場は少なくとも半年 強盗に襲われ左手手術
-
千葉県森田知事 東京金へつなぐ 18年ソフト世界選手権
-
霜出ら上位57人が本大会 アマ選抜大会後半