真央 266日ぶり大技・3回転半失敗も 前向き8位発進
2016年12月25日 05:30
フィギュアスケート
![真央 266日ぶり大技・3回転半失敗も 前向き8位発進](/sports/news/2016/12/25/jpeg/20161225s00079000121000p_view.jpg)
左膝に不安を抱え、3戦連続でトリプルアクセルを回避。「全日本で入れたい」から「全日本で跳ぶ」と最終決断したのは、この日の朝の公式練習。1年の休養から昨季復帰して以降、初めて練習で本番衣装を着用。終了間際に1本、クリーンに決めると、心からの笑みを浮かべた。「この状態に戻ってきたことがうれしかった」。9位に終わり号泣したフランス杯から帰国後、1週間休養を取った。折れかけた心と膝を癒やし、コンディションは上がっていた。
前日(23日)の練習後、一般客も利用できる会場内のトレーニングルームに入った。720円の使用料を支払い、いきなり現れた浅田に驚く一般客の視線を浴びながら、黙々と汗を流した。周囲は気にしない。今季のテーマは「マイペース」ならぬ「マオペース」。台頭する若手も意識せず、「他の選手というより、自分の演技を目指した」と言う2分50秒。表現力が評価される5項目の演技点は、宮原に次ぐ高得点だった。
世界切符獲得へ崖っ縁に立たされたが、表彰台に上がれば可能性は広がる。SPのフィニッシュポーズから始まる運命のフリー。「積み上げてきた自分の演技を出したい。たくさんの方に支えてもらってサポートしてもらっている。ファンの方にも恩返しできる演技をしたい」。トリプルアクセルも「たぶん入れていく」と再アタック。浅田なら、きっと跳べる。跳べばきっと、世界の大舞台へ道はつながる。
▼浅田の今季SP 初戦だったフィンランディア杯は64・87点で2位。GPシリーズのスケートアメリカは64・17点で5位、フランス杯は61・29点で8位。試合を重ねるごとにパフォーマンスが低下
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