御嶽海 初金星!日馬も食った 大関撃破の勢いそのまま
2017年01月10日 05:30
相撲
低い立ち合いの横綱にすぐに左上手を取られた。「完璧に立ち遅れた。また自分の立ち合いができなかった」と思ったが、そこから慌てなかった。相手の強引な上手投げに対し、腰を落として右半身を密着させた。右下手をつかんだまま出て、白房下に寄り切った。館内に座布団を舞わせ「テレビでは見てましたが、あそこで舞ったのはうれしい」と振り返った。
過去の経験が勝利につながった。順調に番付を上げた新鋭は昨年名古屋場所で初の横綱戦を経験し、新小結だった同年九州場所でも再び横綱の胸を借りた。「前は周りが見えていなかったし、圧倒されてばかりだった。今は声援もよく聞こえている。慣れというのもあるが、どういうふうに勝った負けたが分かるようになった」。黒星が増える一方で、大一番でも冷静に臨めるだけの視野の広さが備わっていた。本領を発揮できれば、横綱から勝利を挙げるのも時間の問題だった。
東洋大を経て、15年春場所に幕下10枚目格付け出しでデビュー。初土俵から12場所目での金星は、千代大龍と並んで歴代8位。長野県出身の金星は、50年代に幕内に21場所在位した大昇が55年初場所初日に栃錦を破って以来、実に62年ぶりの偉業。きょう3日目は連日の金星を狙って白鵬に挑む。「押し相撲は気持ちが乗っていけば強い」。視界良好の24歳は、胸を借りるだけでなく結果も求めて土俵に上がる。
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