高安 波乱演出!2横綱3大関撃破 17年輝きトリ戻す
2017年01月17日 05:30
相撲
「思い通りの展開。考えていた通りの相撲ですね。気持ちいい」
イメージしていたのは、まわしを取りにいくのではなく「思い切り当たる」ということ。横綱の仕切りの位置が普段より近いと感じ、立ち合いでは仕切り線より約10センチ下がった。「自分の当たりやすい位置を考えて」という理由だった。横綱戦でも熱くならず「周りが見えていた。一発当たって下がったのが分かった。あとはしっかり突っ張っていこうと」と冷静に白星をもぎ取った。
3度目の小結となった昨年名古屋場所から11勝、10勝と連続2桁勝利を挙げ、九州場所で初の大関獲りに臨んだ。12勝以上が昇進の目安だったが中盤に5連敗を喫するなど7勝に終わった。「内容のよくない相撲を取って後手後手になった。崩れてしまい、修正しても勝てない。弱さが出た」。先手を奪えなければ勝てないと肝に銘じ、今場所は2日目の照ノ富士戦、7日目の琴奨菊戦に続く3秒前後の速攻で、2横綱3大関撃破を成し遂げた。
直前の取組では稀勢の里が初黒星を喫していただけに、1敗の白鵬を破ったことで兄弟子の“アシスト”にもなった。だが「一番は自分のため」と言い切る。波乱の土俵を演出して3敗を守ったことで、勝ち続ければ優勝の可能性も出てくる。場所中には「優勝争いをしたい」と宣言していたが、この日も「強い気持ちを持ってやりたい」と言い切った。大関獲りに向けての再出発だけでなく、チャンスがある限り賜杯も目指していく。
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