北島康介氏「新しい試み」ローカル大会異例の8社協賛
2017年02月10日 16:21
競泳
中でもおもしろいと感じたのは大会終了後のスポンサーレースだ。北島氏は08年北京五輪メドレーリレー銅メダルメンバーの宮下純一氏、藤井拓郎氏、佐藤久佳氏とチームを結成し、スポンサーチームと対戦した。協賛各社に参加を募ったところ、どこの社も乗り気で、出場者を選抜し、練習して挑んだチームもあったという。結果は北島氏率いる北京五輪銅メダルチームがもちろん圧勝したが、参加した方々はみな真剣で楽しそうだった。
生涯スポーツとして、水泳に取り組む社会人は多い。大きな会場で元五輪選手と一緒にレースできるとなれば、参加したい人も多いだろう。選手と一緒にラウンドできるゴルフのプロアマと同じ感覚で、選手と一緒に泳げるスポンサーレースをメリットに感じる協賛企業も出てくるかもしれない。スポンサーレースは現役時代にプロスイマーとしてスポンサー企業を大事にしてきた北島氏ならではの試みだったと思う。
渡辺の世界記録樹立もあり「レベルの高い大会になって良かった」と総括した北島氏。大会プロデュース第1弾は大成功に終わった。今後も多くのスポンサーがついて、大会規模が大きくなれば、出場選手の意欲も高くなるだろう。将来的には賞金大会創設の夢も膨らむ。北島氏が今後、日本の大会をどう育てていくか、楽しみだ。(柳田 博)
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