小平2冠 今季11戦全勝 五輪連覇の李寄せ付けず
2017年02月22日 05:30
スピードスケート
「国内で37秒台前半を出す舞台がなかったので一つの壁をぶち破ることができた。(中国の于静を含め)世界3強がそろう唯一の種目。いいシミュレーションができた」。昨年末に出した国内ベストを0秒31更新。日の丸を掲げ誇らしげにウイニングランを行った。
レース後は李相花と握手し談笑した。「奈緒、構えた時に“お願いします”って言ったでしょう?私も同じ気持ちだった」と声を掛けられ「来年はファイトしよう。いいレースをしたいね」と平昌での熱戦を誓い合った。500メートルで五輪2連覇中の李相花に対し、小平は同種目で14年ソチ大会5位が最高成績。「氷の外では友達」と仲は良いが、氷の上では「目標の存在」とリスペクトしている。「ずっと追いかけてきた存在。年下だけど、切磋琢磨(せっさたくま)していい影響を与えてもらった人」という最高のライバルだ。
これで今季の500メートルではW杯や世界距離別選手権など国内外で11戦全勝。故障明けの李相花にも6戦全勝だ。だが、「足に痛みがまだある。最初の200メートルを滑るとしびれが出る」と李相花が話したように相手の状態がベストではないのも事実。「勝因がどこにあるのかは五輪で勝ってみないと分からない。まだまだ課題だらけ」。アジアの頂点は通過点。4年に1度の大舞台がいかに厳しいものかを熟知しているからこそ、現実を見つめている。
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