日馬“激しい相撲”で新横綱に土 ケガを心配、「勝負事」覚悟

2017年03月25日 05:30

相撲

日馬“激しい相撲”で新横綱に土 ケガを心配、「勝負事」覚悟
<大相撲春場所13日目>日馬富士(右)は、稀勢の里を寄り倒し Photo By スポニチ
 【大相撲春場所13日目 ( 2017年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )】 結びの一番で日馬富士が初めて新横綱に土をつけた。鋭い踏み込みでもろ差しとなり、勢いを加速させて前に出た。稀勢の里の反撃にも動じず、1敗の弟弟子・照ノ富士を援護する白星。既に3敗をしている横綱だが、ここ一番での集中力はピカイチだ。支度部屋では「稀勢の里、大丈夫ですか?」と気にかけたが、すぐさま「勝負事なんでね」と切り替え、厳しい表情を見せた。
 休場明けの今場所は3日目を終えて2敗、状態が不安視されたが終盤になり鋭さが増している。過去の対戦が36勝24敗の稀勢の里戦も「いつも楽しみな相手。見ているお客さんが沸いてくれるような激しい相撲を取ろうと思っていた」と気合が土俵に表れた格好だ。先輩横綱としてのプライドを見せつけ「勝負事は一人が勝って一人が負ける」と口元を引き締めた。

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