羽生、奪冠へ リカバリー策「考えながら」連続ジャンプ代替案
2017年03月29日 05:30
フィギュアスケート
2月の四大陸選手権のフリーでは3つ目の4回転ジャンプに失敗したが、予定になかった5つ目に挑戦し、初めて計4回の4回転ジャンプを成功させた。その際に急きょ跳んだのは4回転―2回転の連続トーループ。今回はさらに得点の高い3連続ジャンプをあらかじめ準備し、「あの時は3連続をつけられなかったので、いろいろ練習してきました」と説明した。
2月の四大陸選手権ではSP2本、フリー5本の計7本の4回転ジャンプを成功させた17歳の新鋭チェン(米国)に負けて2位に終わった。あれから1カ月。「とにかく通しの練習をやってきました。ちょっとずつ心に余裕が出てきたかな」。まだまだ表現面などではアドバンテージがある。勝負の鍵はSP2本、フリー4本の4回転ジャンプの成否が握ると踏んでいる。
「コンディションは凄く良くて、感覚もいい。あまり世界選手権という感じもせず、のびのびやらせてもらっている」。狙うのはSP、フリーともに今季初のノーミスの演技だが、仮にミスがあってもリスクマネジメントはできている。3年ぶりの王座奪回へ向けて、心も体も戦略も準備は整った。
羽生は午後に行われた2度目の練習では珍しくジャンプでミスを連発した。SPの曲をかけて滑った際には4回転ループと4回転サルコーがいずれも踏み切りで失敗し、トリプルアクセルでも転倒。3つのジャンプ全てミスした。その後もループとサルコーではタイミングが合わずミスを繰り返し、首をひねる場面もあった。ただ最後は4回転サルコーを5連続で決める意地も見せた。
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