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ガルシアという男 10代で頭角、プレー態度に問題も 近年は風格備わる

2017年04月11日 05:30

ゴルフ

ガルシアという男 10代で頭角、プレー態度に問題も 近年は風格備わる
マスターズを制し婚約者のエイキンスさんと抱擁するガルシア(AP) Photo By AP
 【米男子ゴルフツアー マスターズ最終日 ( 2017年4月9日    米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ=7435ヤード、パー72 )】 クラブ・プロだった父の影響でガルシアは3歳でゴルフを始めジュニア時代から活躍。15歳で欧州アマを制し、17歳でプロの大会で優勝するなど10代で頭角を現した。
 しかし挫折も経験。07年の全英オープンでは3日目まで首位に立ちながら最終日の18番で2.4メートルのパットを決めきれずに優勝を逃した。全英で2位が2度、全米プロで2度とメジャーでは疎外感を味わい続けてきた。

 3パットでボギーとなったホールのカップにつばを吐くなど態度が良かったとは言えない。マナーをめぐってタイガー・ウッズと犬猿の仲になったのは有名な話で「彼に毎晩フライドチキンをふるまってやる」という一言は黒人への差別だととらえられ、謝罪はしたものの米国ではヒール役のような存在になった。

 しかしここ数年はさしたるトラブルもなく、婚約者の存在もあって「精神的にも落ち着いた」。大人の風格が備わった神の子の勝利は時間の問題だった。

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