諸見里しのぶ 25位に浮上し予選通過「2年ぶりに給料が入る」
2017年04月22日 18:21
ゴルフ
「(開幕前日の)プロアマ戦では1メートルのパットが全然入らなくて。ショートパットに不安があったので慣性モーメントの高いパターに変えた」。マスターズで優勝したセルヒオ・ガルシア(スペイン)が使っているネオマレット型のテーラーメイド「スパイダー」を初日から投入。新兵器が好スコアを支えた。
67は12年サントリー・レディース最終ラウンド以来5年ぶり。60台は15年マンシングウェア東海クラシック第2ラウンド(69)以来2年ぶり。イーグルは2年前のこの大会、同じ第2ラウンドの5番以来。会心のラウンドを「いいゴルフができて自信になる。ショットが付いてバーディーが取れている。少しずつ戻ってきている感じがある」と満足そうだった。
13年ごろから肋軟骨炎とアレルギー症状に悩まされた。「花粉症がひどくて良く眠れなかった。焦りしかなかった」。肋軟骨炎が悪化した15年には引退も考えた。
16年は試合出場を7試合に絞り治療に充てた。肋軟骨は整骨、電気治療などを施し、アレルギー症状改善のためビタミンのサプリメントを摂取し食事も見直した。
「体調は完璧ではないけど、8割くらいで毎週良い状態で過ごせているし、ゴルフに集中して練習できている」。肋軟骨への負担を軽減するため背中のケアは欠かせない。ただ夜は熟睡できるようになり、今週は花粉症の薬も飲んでいない。
2年ぶりに臨む決勝ラウンド。「最終日はお給料をいくらにするか考えて。2年分頑張りたい」と声を弾ませた。
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