稀勢、非公開の厳戒始動 自己最重量184キロも「大丈夫」
2017年05月03日 05:30
相撲
復活に向けての進歩はあった。三段目力士を相手に春場所後初めて相撲を取る稽古を20分程度行った。力士会後に取材に応じた稀勢の里は「いいんじゃないですか。(久しぶりの土俵は)気持ちがいい。(負傷は)ほぼほぼ大丈夫」と話した。
力士会での体重測定は今年初場所前から9キロ増えて184キロだった。昨年初場所前の178キロを上回る自己最高体重で初の180キロ台。十両時代に前回計測時より8・5キロ増えたことはあったが、それは伸び盛りの10代の話。30代での9キロ増は不安を覚える。それでも稀勢の里は「暴飲暴食をして大きくなったわけじゃない。いろいろこだわってやってきた結果。いい汗をかいている」と稽古不足による増量でないことを強調した。そして「非常にいい食生活。こういうときじゃないとできないこともあるし」と体重を維持していく考えを示した。
3日は横綱審議委員会の稽古総見が両国国技館の本土俵で行われる。徐々に状態が上がっているとはいえ、いきなり関取相手の稽古ができるとは考えにくい。田子ノ浦親方は「無理をさせないようにやっているが、場所前でそうも言ってられない」と頭を悩ませる。本格的な稽古ができずに夏場所に出場すれば、横綱といえども厳しい戦いを強いられるはず。初日まで残り11日は、決して長い準備期間とは言えない。
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