NFLが定める歓喜のパフォーマンス規定はとてもユニーク!
2017年05月30日 10:20
アメフト
そもそもなぜこれを選手がやっていたかと言うと、バーの位置が高さ10フィート(305センチ)にあるから。この高さはバスケットボールのリングの高さとまったく同じで、そこにボールをくぐらせるという行為はつまり「オレはダンクだってできるんだぜ」という身体能力を誇示する行為にほかならなかった。
ただし再び認められたパフォーマンスもある。それがスノー・エンゼル。踏み跡のない積もった雪に背中から倒れて手足をワイパーのように動かすと、それが「天使の羽」のように見えることからこう呼ばれている。
NFLは真冬もシーズン中とあって年に何度かは雪の中のゲームとなるが、タッチダウンを挙げた選手が白くなったエンドゾーンの中で倒れて手足をばたつかせるという行為もそう呼ばれていた。
陸上のウサイン・ボルト(ジャマイカ)でおなじみの弓を引くポーズや、手で銃を構える仕草は武器を連想させるため継続して禁止。ヒップホップ・ダンスでよく見られるトワーキング(Twerking)も、腰をくねらせる動きが性的なイメージを連想させるとして解禁にはいたらなかった。
一方でグッデル・コミッショナーは「ビッグプレーが出たあとに選手が楽しむ余裕を持てるよう、セレブレーションに関するルールを緩和する」とコメント。つまりここまでに列挙した反則項目に抵触しないならば何をやってもいいのだ。
だから各チームには独創性が求められている。新たな集団演技?は当然、必要だろう。そうでなければ目の肥えたファンは絶対に納得しないはず。ただしあまりに熱中すると“本業”がおろそかになってしまうので、選手の皆さんはほどほどに…。これを楽しむにはまずビッグプレーが必要だということを肝に銘じておいてくださいね。 (専門委員)
◆高柳 昌弥(たかやなぎ・まさや)1958年、佐賀県嬉野町生まれ。上智大卒。ゴルフ、プロ野球、五輪、NFL、NBAなどを担当。スーパーボウルや、マイケル・ジョーダン全盛時のNBAファイナルなどを取材。50歳以上のシニア・バスケの全国大会に6年連続で出場。
おすすめテーマ
2017年05月30日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
桃田賢斗、決勝へ 謹慎中の肉体改造実る「引き出しが一つ増えた」
-
ウッズ、違法運転で逮捕も食い違う主張と証言 薬物か?飲酒か?
-
高安、大関昇進決定を控え「身の引き締まる思い」 口上では「覚悟伝えたい」
-
日本、アルゼンチン下す ベスビオ・カップ
-
し烈に頂点争う東姉妹 カトパン「成長見守りたい」
-
嶋野、島津組は6位 近代五種W杯
-
カトパン突撃 フェンシング東姉妹 世界一近い最強、最愛ライバル
-
日本、フランス下し2勝目 ア杯挑戦艇決定戦
-
ウッズ、釈放後に声明 処方薬の想定外の影響「アルコールは関係ない」
-
NFLが定める歓喜のパフォーマンス規定はとてもユニーク!
-
高安 厳しい指導に慣れぬ集団生活、脱走何度も 時には自転車で
-
藍 6月サントリーLで区切り、米ツアーは9月エビアンまで
-
父・優さん 藍に「よく頑張った」、ゴルフ界への恩返し期待
-
ウッズ 違法運転で拘束、飲酒か 既に釈放 米フロリダ州
-
藍 引退理由「モチベーション維持できない」、昨夏一人で決断
-
藍 思い出の試合は「ミヤギテレビ杯」、父には「感謝しかない」
-
さくら「寂しさこみ上げた」、藍と同い年 ブログで胸中初告白
-
TV業界争奪戦必至 日テレ「いろんな番組でご一緒したい」
-
ジョコ「ラコステ」再出発快勝、新コーチにアガシ氏 杉田敗退
-
錦織 30日1回戦、コッキナキス戦へ最終調整 今回が初対戦
-
高安 大関昇進へ「模範になるよう」、日本出身で平成生まれ初
-
38度目Vの白鵬 左足親指痛めていた 不安乗り越えて全勝
-
横審 稀勢に名古屋場所休場求める声、委員長は完全復活期待
-
美宇 会見で質問集中、“ハリケーン・ヒラノ”注目度トップに
-
水谷 最年少の13歳張本と2回戦で激突、メダルへ好ブロック
-
卓球代表に日本食パワー 全農が食材提供 佳純「ありがたい」
-
桃田4強、粘ってストレート勝ち 日本ランキングサーキット大会
-
リーチ2年ぶり代表復帰 ジョセフHC「彼がベストプレーヤー」
-
女子15人制代表 欧州遠征へ出発 中嶋「勝つ準備したい」
-
勇太 伸ばせず53位、次戦へ前向き「日に日に良くなっている」
-
敏京 爆発ならず23位、同組の好スコアに「楽しくなかった」
-
個人戦は栗原、団体戦は埼玉栄V 関東高校ゴルフ埼玉県大会