サニブラウン 世陸400リレー金獲れる、最速布陣でリオ超えだ
2017年06月27日 05:30
陸上
年齢以上にしっかりした考えを持つ一方、あどけなさも残している。2冠達成の疲労は抜けず「集合10時だったんですけど、11時に来て…。まだ寝足りない感じが」と遅刻を白状して報道陣を笑わせた。今季は1大会1種目に集中して「ラウンドを重ねる試合に出ていなかった」ための反動が出たが、世界選手権ではもう1種目でも活躍が期待される。
この日、日本選手権4位の桐生がリレーの代表に入ったことが発表された。個人種目で代表確実となっていた多田、ケンブリッジ、飯塚も正式に名を連ねたことで、全員が10秒0台の記録を持つ400メートルリレーの史上最強の布陣が出来上がった。持ちタイムの単純な合計なら、銀メダルを獲得したリオ五輪より0秒1以上速くなる。
最速と考えられるオーダーはダッシュが利く多田が1走。2走に直線に強いケンブリッジ。3走に万能型の桐生を置き、最後に爆発力のあるサニブラウンを置く形だ。チームとしてバトン技術の向上は不可欠ながら、サニブラウンは「3走以外ならやったことがあるので対応できる」とやる気十分だった。
ロンドン大会を最後に引退するウサイン・ボルト(30)への憧れも口にした。「一回も走ったことがないので100メートルで一緒に走りたい」。世界最速の男は、既に9秒58の世界記録を持つ100メートルに絞ることを明言している。リレーを考えれば、リオで唯一先着を許したジャマイカのボルト不在は追い風。世界選手権初メダルだけでなく、世界一も夢ではない。
▽世界選手権のリレー 国際陸連ランキング上位8チームと今年の世界リレーの上位8チームを合わせた計16チームが出場する。国際陸連ランキングは16年1月1日から17年7月23日までの記録が対象。日本はリオデジャネイロ五輪で出した37秒60が2位にランクしているため、出場確実。正式な出場チームは7月24日以降に発表される。
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