シンクロ チームTR決勝で日本銅、今大会初表彰台に乾らホッ

2017年07月19日 05:30

水泳

シンクロ チームTR決勝で日本銅、今大会初表彰台に乾らホッ
水泳世界選手権シンクロ・チーム・テクニカルルーティン決勝 演技する乾(手前左)ら日本 Photo By 共同
 【水泳世界選手権第5日 ( 2017年7月18日    ブダペスト )】 シンクロナイズドスイミングのチーム・テクニカルルーティン(TR)決勝で、日本(乾、中村、中牧、阿久津、福村、河野、丸茂、小俣)が93.1590点で3位となり、2大会連続の銅メダルを獲得した。今大会の日本勢で初の表彰台。女子高飛び込みでリオ五輪8位の板橋美波(JSS宝塚)は準決勝で313.70点の12位となり、上位12人による19日の決勝に進んだ。オープンウオーターの男子10キロは平井康翔(SBIホールディングス)が日本勢最高の1時間54分52秒9で40位だった。
 チームTRの演技を終え、8人が息をのんで電光掲示板を見つめた。ウクライナを0.7994点上回っても派手に喜ぶ選手はいない。メダルを死守した安堵(あんど)が広がった。新メンバーを加えた日本が、今大会で初めて表彰台に立った。乾は「ここで負けたら泥沼になるところだった」と、一息ついた。

 蛍光色の水着をまとった8人が笛や太鼓の音を盛り込んだ「弥栄日本」の曲に乗って力強く舞い、規定要素を丁寧にこなした。4大会ぶりにメダルを獲得した2年前の前回と違い、リオ五輪で銅メダルをつかんで迎えた今回はウクライナから追われる立場だ。

 前回3位だったデュエットTRはライバルの後じんを拝して4位どまり。乾は「みんなの思いが一つになった。まず一つ段階を踏めた」と静かに喜びをかみしめた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2017年07月19日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム