宇野“荒川流”で金!完成度優先 4回転減らし「いい演技を」
2017年12月26日 05:30
フィギュアスケート
![宇野“荒川流”で金!完成度優先 4回転減らし「いい演技を」](/sports/news/2017/12/26/jpeg/20171225s00079000369000p_view.jpg)
寝ずに考えたのは今後のジャンプの構成だ。今大会で初挑戦して失敗した2回転半―4回転トーループの連続ジャンプと、今季導入した4回転サルコーを封印することを決断。9月の初戦ロンバルディア杯のフリーでは4種類5本の4回転ジャンプに着氷したが、五輪フリーでは、2位となった昨季の世界選手権と同じ3種類4本に減らす方針だ。基礎点で4・45点下がることになるものの、「昨年と同じ構成にして、一からやり直す」と決意を新たにした。
今季はジャンプの構成で試行錯誤を繰り返してきたが、初戦以降は満足いく演技ができていない。「構成を変えすぎて、体にしみ込んでいない。しみ込ませることが大事」。昨季以降、ジャンプ構成の難易度を上げてレベルアップを図ってきた方針から一転、今後は難易度を少し下げて完成度を高めることに集中する意向だ。
過去にも同じような選択をして成功した例がある。06年トリノ五輪では女子の荒川静香が2連続3回転ジャンプを武器として持っていたが、直前に3回転―2回転に難易度を下げる決断を下し、ミスなく滑り切って金メダルを獲得した。くしくも宇野がフリーで使用する「トゥーランドット」は、荒川と同じ曲だ。
右足首の負傷で今大会を欠場したソチ五輪王者の羽生結弦(ANA)とともに金メダルを狙う日本のホープは「いい演技をしないと話にならない」と言った。プログラムの完成度を最優先する“荒川流”で五輪に挑む。
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