富山第一 105点奪われ完敗「セットアップも早くて、DFでテンパってしまった」

2017年12月27日 17:41

ラグビー

 【第97回全国高校ラグビー1回戦   富山第一0―115報徳学園 ( 2017年12月27日 )】 富山第一(富山)が報徳学園(兵庫)105―0で完敗した。奪われた15トライがすべてバックスによるものだった。主将でフランカーの前川(3年)は「報徳学園のバックスのレベルが高かった。スピードもあった。ぼくらのバックスは体が小さく、スピードでも追いつけなかった。セットアップも早くて、DFでテンパってしまった」と脱帽した。
 Fw戦では健闘も見せた。28点をリードされた前半15分にはラインアウトモールからゴールラインに迫ったが、届かなかった。

 ロックの吉崎(3年)は1年生の夏に、中学時代からの憧れだった花園出場への気持ちを抑えきれず、「親に頼んで」と公立の水橋から花園常連校の私学、富山第一に転校。前回大会、今大会と2度の聖地を経験することができた。「フォワードのセットプレーは出せた。去年よりいいプレーができた」と、敗戦にもすがすがしかった。

 水橋高校では「(ラグビーに役立つ)筋トレをするために」と、カヌー部に短期間所属。すべては花園でラグビーをするためだった。「(転校を許してくれた)親に感謝したい。仲間にも恵まれた」と、最後は笑顔で花園を去った。

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