東海大仰星 逆転V!大阪決戦制した 河瀬決勝T、父子日本一
2018年01月09日 05:30
ラグビー
![東海大仰星 逆転V!大阪決戦制した 河瀬決勝T、父子日本一](/sports/news/2018/01/09/jpeg/20180108s00044000427000p_view.jpg)
持ち味の展開ラグビーで相手をのみ込んだ。後半8分に10―20とされてから3連続トライ。ハイパントとモールに活路を求めた大阪桐蔭とは対照的に、ボールを動かし続け優勝をもぎ取った。「自分たちが攻めればトライまで行ける自信があった」と後半23分に決勝トライを挙げたWTB河瀬は胸を張った。
一歩間違えれば、悲劇のヒーローだった。トライ直前まで4本のGKを外していた。「かなり焦りました」。昨年決勝の東福岡戦(21―28)は敵陣深くでノックオンをし、試合を終わらせてしまった。またも襲った負の流れ。だが、78年に大工大高(現常翔学園)で優勝。明大、そして日本代表にもなった名フォワードで“怪物”と呼ばれた泰治さんを父に持つ河瀬は、土壇場で名誉を回復した。
父はいつも河瀬を温かく見守ってくれたという。「普通のお父さん。気を使わずにラグビーをさせてくれた」。だから高校に続き、父のライバル校の早大に進学する道を選ぶことができた。
50メートル6秒0を誇る河瀬は、今大会初めて1学年上の先輩からもらった黒のスパイクを履いていた。「去年のことは一生背負うこと。今年は今年で優勝できて良かった」。苦い記憶を振り払って父子日本一にたどり着いた。
▽東海大仰星 1983年に東海大の付属校として創設された私立校。翌年創部のラグビー部は元日本代表の大畑大介ら有力選手を輩出しており、柔道部やサッカー部も盛ん。野球の上原浩治もOB。
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