沙羅、屈辱4位 表彰台逃し危機感「少しのミスも許されない」
2018年01月20日 05:30
ジャンプ
3位のアバクモワが「蔵王ではめったにない好天だった」と驚いたほど、穏やかで公平な条件だった。“まぎれ”の出にくい状況で、優勝争いは1回目でほぼ決した。高梨は3位にとどまり、ヒルサイズに迫る大ジャンプを見せたルンビは20点(10メートル)以上先をいっていた。
助走姿勢がしっくりとハマらないまま、踏み切りに力強さを欠く。札幌で行われた前戦は今季自己最高の2位となったものの、修正に取り組んできた課題が再び頭をもたげた。蔵王は札幌と異なる形状の助走路で「ジャンプ台によって(助走路での)自分のポジションが狂ってしまう」と安定しなかった。「若干、高めの位置で(助走姿勢を)組んでいるのかな」と迷いの残る口ぶりは、修正点を見つけあぐねているようだった。
11年12月のW杯デビュー戦では、優勝したヘンドリクソン(米国)に42・1点差をつけられて5位だった。今の高梨は、ルーキーの高梨とは違う。それでも当時を上回る自身最大の得点差をつけられた。世界選手権、五輪を含めてもこれだけの大差はなかった。総合2位のアルトハウス(ドイツ)不在の大会で表彰台も逃す苦難の展開。「(女子ジャンプは)少しのミスも許されない試合になってきた」と迫る五輪に危機感は募る一方だった。
おすすめテーマ
2018年01月20日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
張本シングルス史上最年少Vへ「最高のリベンジを」ダブルスで敗れた水谷戦へ闘志
-
ケガに苦しむベテラン豊ノ島「怖々と相撲をとっている」再出場も黒星
-
第1シードのハレプ 最多タイ48ゲームの死闘制し16強「もう死ぬかと思った」
-
みまひな決勝進出 女子ダブルス、田代&前田組下す
-
張本「チョレイ」全開で4強!史上最年少優勝へ前進
-
石川佳純 逆転勝ちで4強進出 準決勝は美誠と対決「挑戦者として」
-
美宇 逆転4強で連覇へ前進!「白目むきながらやっていた」
-
小林陵11位、葛西は27位 フライング世界選手権前半
-
【船木和喜の目】沙羅 顔の面がぶれる空中姿勢の改善が必要
-
【玉ノ井親方 視点】稀勢 復帰は5月メドに…数カ月かけて一から体つくるべき
-
フェルナンデスが6連覇 フィギュア欧州選手権
-
稀勢、やっぱり5場所連続休場…場所後の横審「進退」議題確実
-
鶴竜 泰然全勝!一人横綱なんの、全て受け入れ土俵に「集中」
-
最年長関取39歳・安美錦も休場…本人希望で再出場の可能性
-
朝乃山6連勝、石浦対策お見事!得意の形捨てて突っ張り応戦
-
2大関そろって黒星…豪栄道連敗、高安は自滅した敗戦に無言
-
御嶽海、同期北勝富士に完勝 無敗キープ「しっかりやるだけ」
-
大砂嵐、大鵬さん命日に初日 しみじみ「いつも忘れていない」
-
栃ノ心、初日からの連勝記録更新 立ち合いで思い切り踏み込み
-
豊昇龍、前日の雪辱果たす!「悔しかったので強く当たろうと」
-
沙羅、屈辱4位 表彰台逃し危機感「少しのミスも許されない」
-
ルンビ4連勝 100メートル越え2本「平昌に向け完成形を」
-
有希“幸運の地”で悔し5位「アプローチが安定していない」
-
勢藤“進化”の8位 今季初1桁順位「感覚を忘れないように」
-
葛西 旗手決定に「本当に光栄」、ソチ直後からの希望かなった
-
条治「ぱぱっと合わせた」、4度目五輪でさすがの“時差調整”
-
スピードスケート“戦闘着”も本番仕様 美帆「凄く動きやすい」
-
スノボ 男子は国武&大久保、女子は岩渕&広野が平昌確実に
-
スマイルジャパン 選手入れ替えて大敗、駒大苫小牧高に0―6
-
美宇8強 燃えるのはコート内だけ「発言には気をつけようと」
-
佳純 12年連続8強 女王奪還へ好気配「調子上がっている」
-
張本、史上最年少3冠へ!シングルス8強 ダブルスも4強
-
競泳連盟、小関の優秀選手表彰取り消さず 受賞辞退申し出も
-
マクラクラン組、16年全仏覇者に逆転勝利 初の4大大会で金星
-
穂積、加藤組は2回戦敗退 ベテランペアの“うまさ”に完敗
-
小平暫定9位後退 代替ドライバーなじまず「置きにいってる」
-
武藤、連日69でじわり浮上「ショットはうまくできている」
-
谷原 欧州ツアー初の首位発進「優勝することに集中」