沙羅4位 通算最多勝またお預け、有希3位で今季3度目表彰台

2018年03月12日 05:30

ジャンプ

沙羅4位 通算最多勝またお預け、有希3位で今季3度目表彰台
3位となり、笑顔を見せる伊藤有希 Photo By 共同
 【ノルディックスキーW杯ジャンプ女子 ( 2018年3月11日    ノルウェー・オスロ )】 個人第13戦(ヒルサイズ=HS134メートル)が行われ、平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)は122・5メートル、125・5メートルの合計228・6点で4位にとどまり、ジャンプの男女を通じて歴代単独最多の通算54勝到達は持ち越しとなった。伊藤有希(土屋ホーム)が123メートル、124メートルの229・7点で3位となり、5試合ぶりに今季3度目の表彰台に立った。平昌五輪金メダルで、既に初の個人総合優勝を決めているマーレン・ルンビ(ノルウェー)が134メートル、126メートルの262・7点で今季9勝目、通算13勝目を挙げた。
 高梨は4戦続けて表彰台を逃した。通算54勝にあと1勝としてから、これで14試合の足踏みとなり「頭で考えることと、体がリンクしない」と悩ましそうだ。平昌五輪を終え、既に気持ちは4年後へ切り替えている。「始動は早い方がいい。いろんなことに挑戦したい」と自らに言い聞かせるように話した。

 一方、伊藤は安定した飛躍をそろえ、2位となった1月の個人第8戦以来の表彰台。「久しぶりに表彰台争いの雰囲気を味わえてよかった」と復調気配に笑みを見せた。

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