キャバリアーズが劇的勝利 ジェームズのブザービーターで3勝目

2018年04月26日 13:06

バスケット

キャバリアーズが劇的勝利 ジェームズのブザービーターで3勝目
劇的なブザービーターを決めたキャバリアーズのジェームズ(AP) Photo By AP
 NBA東地区全体4位のキャバリアーズは25日、地元クリーブランドで5位ペイサーズに98―95(前半49―56)で競り勝って3勝2敗。シリーズ初戦を落としながらも1回戦突破に王手をかけた。
 前半は7点をリードされるなど苦戦。しかし第3Qに入るとペイサーズに7回のターンオーバーを誘発させ、与えられた14本のフリースロー(FT)はすべて決めて32―17と圧倒。第4Qでは途中で約7分間、フィールドゴール(FG)の成功がなく再びもがき苦しんだが、レブロン・ジェームズ(33)が残り3秒からのプレーで、正面から3点シュートによるブザービーターを決めて劇的な勝利を収めた。

 鮮やかなブザービーターを決めたジェームズはチームメートのセディ・オスマン(23)と抱き合ったあと記録席によじのぼって絶叫。その光景を見ていたケビン・ラブ(29)は「だから彼は世界最高のプレーヤーなんだ」とヒーローのパフォーマンスを絶賛していた。

 ジェームズは42分出場してFGを24本中14本成功させ、44得点と10リバウンド、8アシストをマーク。95―95で迎えた残り3・3秒には、ペイサーズの大黒柱、ビクター・オラディーポ(25)が正面から仕掛けてきたムーブに対応。レイアップをリング直前でブロックして決勝点を許さなかった。ただしこのプレーに関してオラディーポは「(ボールは)バックボートに当たっていたからゴールテンディングだ」とバイオレーションを主張。審判の笛がなかったことが、最後のビッグプレーを生む結果となった。

 キャバリアーズのチームのFTは27本中26本。今季の成功率が73・1%だったジェームズも15本全部成功するなど、細かい部分での試合内容でペイサーズを上回った。

 ジェームズのプレーオフでの40得点以上は通算21回目。ジェリー・ウエスト(元レイカーズ)を上回って歴代2位(1位はマイケル・ジョーダンの38回)に躍り出た。

 ペイサーズはベンチから出たドマンタス・サボニス(21)が33分出場してチーム最多の22得点をマーク。残り33・6秒には正面からジャンプシュートを決めて同点に追いついた。しかし頼みのオラディーポがジェームズに手痛いブロックをくらい、最後はジェームズをマークしていたサディアス・ヤング(29)の対応が遅れてブザービーターを決められた。

 球宴初出場を果たし、米国代表候補にも名を連ねているオラディーポは第1戦では32得点を挙げたが、第3戦からは18得点→17得点→12得点とキャバリアーズの執ようなディフェンスに苦しんで成績はダウン。ここ3戦のFG成功率は24・0%で、地元インディアナポリスで行われる第6戦(27日)で勝つには、チーム全体でオラディーポを生かす“創意工夫”が必要になるだろう。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=キャバリアーズ(41・3%)、ペイサーズ(47・9%)

 ▼3点シュート成功率=キャバリアーズ(31・3%)、ペイサーズ(30・0%)

 ▼FT成功率=キャバリアーズ(96・3%)、ペイサーズ(77・8%)

 ▼リバウンド=キャバリアーズ(37)、ペイサーズ(34)

 ▼アシスト=キャバリアーズ(16)、ペイサーズ(23)

 ▼ターンオーバー=キャバリアーズ(14)、ペイサーズ(17)

 ▼速攻ポイント=キャバリアーズ(6)、ペイサーズ(14)

 ▼ペイント内ポイント=キャバリアーズ(32)、ペイサーズ(42)

 ◆ベンチスコア=キャバリアーズ(18)、ペイサーズ(44)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ジェームズ(キャバリアーズ=44)、サボニス(ペイサーズ=22)

 ▼チーム最多リバウンド=ジェームズ、ラブ(キャバリアーズ=10)、オラディーポ(ペイサーズ=12)

 ▼チーム最多アシスト=ジェームズ(キャバリアーズ=8)、ジョセフ(ペイサーズ=6)

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