キャバリアーズが劇的勝利 ジェームズのブザービーターで3勝目
2018年04月26日 13:06
バスケット
鮮やかなブザービーターを決めたジェームズはチームメートのセディ・オスマン(23)と抱き合ったあと記録席によじのぼって絶叫。その光景を見ていたケビン・ラブ(29)は「だから彼は世界最高のプレーヤーなんだ」とヒーローのパフォーマンスを絶賛していた。
ジェームズは42分出場してFGを24本中14本成功させ、44得点と10リバウンド、8アシストをマーク。95―95で迎えた残り3・3秒には、ペイサーズの大黒柱、ビクター・オラディーポ(25)が正面から仕掛けてきたムーブに対応。レイアップをリング直前でブロックして決勝点を許さなかった。ただしこのプレーに関してオラディーポは「(ボールは)バックボートに当たっていたからゴールテンディングだ」とバイオレーションを主張。審判の笛がなかったことが、最後のビッグプレーを生む結果となった。
キャバリアーズのチームのFTは27本中26本。今季の成功率が73・1%だったジェームズも15本全部成功するなど、細かい部分での試合内容でペイサーズを上回った。
ジェームズのプレーオフでの40得点以上は通算21回目。ジェリー・ウエスト(元レイカーズ)を上回って歴代2位(1位はマイケル・ジョーダンの38回)に躍り出た。
ペイサーズはベンチから出たドマンタス・サボニス(21)が33分出場してチーム最多の22得点をマーク。残り33・6秒には正面からジャンプシュートを決めて同点に追いついた。しかし頼みのオラディーポがジェームズに手痛いブロックをくらい、最後はジェームズをマークしていたサディアス・ヤング(29)の対応が遅れてブザービーターを決められた。
球宴初出場を果たし、米国代表候補にも名を連ねているオラディーポは第1戦では32得点を挙げたが、第3戦からは18得点→17得点→12得点とキャバリアーズの執ようなディフェンスに苦しんで成績はダウン。ここ3戦のFG成功率は24・0%で、地元インディアナポリスで行われる第6戦(27日)で勝つには、チーム全体でオラディーポを生かす“創意工夫”が必要になるだろう。
<チーム記録>
▼FG成功率=キャバリアーズ(41・3%)、ペイサーズ(47・9%)
▼3点シュート成功率=キャバリアーズ(31・3%)、ペイサーズ(30・0%)
▼FT成功率=キャバリアーズ(96・3%)、ペイサーズ(77・8%)
▼リバウンド=キャバリアーズ(37)、ペイサーズ(34)
▼アシスト=キャバリアーズ(16)、ペイサーズ(23)
▼ターンオーバー=キャバリアーズ(14)、ペイサーズ(17)
▼速攻ポイント=キャバリアーズ(6)、ペイサーズ(14)
▼ペイント内ポイント=キャバリアーズ(32)、ペイサーズ(42)
◆ベンチスコア=キャバリアーズ(18)、ペイサーズ(44)
<個人記録>
▼チーム最多得点=ジェームズ(キャバリアーズ=44)、サボニス(ペイサーズ=22)
▼チーム最多リバウンド=ジェームズ、ラブ(キャバリアーズ=10)、オラディーポ(ペイサーズ=12)
▼チーム最多アシスト=ジェームズ(キャバリアーズ=8)、ジョセフ(ペイサーズ=6)
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