気分はワカンダの女王?S・ウィリアムズ 度肝抜く黒豹ウエアで全仏復帰勝利

2018年05月30日 07:53

テニス

気分はワカンダの女王?S・ウィリアムズ 度肝抜く黒豹ウエアで全仏復帰勝利
“黒豹ウエア”でプレーするセリーナ・ウィリアムズ(AP) Photo By AP
 【全仏オープン ( 2018年5月29日    ローランギャロス )】 マドマゼルからマダムになってセリーナ・ウィリアムズ(36=米国)が2年ぶりに全仏に戻ってきた。女子シングルス1回戦、センターコートに現れた女王が上着を脱ぐと、その下には驚きの格好が隠されていた。
 体にぴったりと張り付いた黒のキャットスーツ。腰には赤いラインが入っており、まるでマンガ「キャッツアイ」の主人公たちのようだった。S・ウィリアムズ自身は「ワカンダ風キャットスーツって呼んでるの。ワカンダ(※アメコミ映画「ブラックパンサー」に登場する架空の国)の女王になった気分よ」と黒豹を思い浮かべているという。

 スコートのひらひら感は全くなく、ハードな印象と斬新さが際立つ。「いつもスーパーヒーローになりたいと思ってて、あれを着るとスーパーヒーローになった気分になれる」と悦に入った。昨年9月に長女を出産。かねて血栓症に苦しみ、出産後も肺に血栓ができて急きょ手術を受けた。このウエアは両足も適度に着圧しているといい「血流を助けてくれる。魅力的かつ機能的でもあるの」と利点を語った。

 4大大会23勝を挙げているとはいえ、現在のランキングは451位まで落ちている。今回はノーシードからの出場で、クレーコートの試合も2年ぶりだった。しかし世界70位のクリスティナ・プリスコバ(26=チェコ)を7―6、6―4で下し、出産後初めての4大大会でまずは1勝。「全ての面でもっと良くなっていくと思う」とまだまだ多くの話題を振りまいてくれそうだ。

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