【新弟子検査】宮崎光星「強くなるにはこの部屋しかない」日大の大先輩・境川親方の下で修行積む決意

2024年05月02日 17:01

相撲

【新弟子検査】宮崎光星「強くなるにはこの部屋しかない」日大の大先輩・境川親方の下で修行積む決意
新弟子検査を受検した境川部屋の五十嵐大喜(左)と宮崎光星(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が2日、両国国技館で行われ、二次検査(運動能力テスト)合格者1人を除く9人が身長1メートル67、体重67キロ以上の体格基準をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ夏場所初日に合格が発表される。
 日大出身で東日本学生体重別135キロ以上級3位の実績を持つ宮崎光星(22=境川部屋)は「1年で幕下に上がって、早く関取になれるように頑張っていきたい」と抱負を述べた。昨年の学生横綱で幕下最下位格付け出しの草野直哉(22=伊勢ケ浜部屋)とは日大相撲部の同期。「すぐにでも追いつきたい気持ちで、必死で稽古するだけ」と対抗心を燃やした。

 日大の大先輩の境川親方(元小結・両国)や、埼玉栄高の大先輩の十両・妙義龍(37)らがいる境川部屋に入門。「強くなるにはこの部屋しかない。漢(おとこ)になるなら境川部屋だなと思った」。ここから力士としての修行を積んでいくことを誓った。
 高知県土佐清水市出身で、相撲を始めたのは4歳の頃。長兄は三段目の土佐清水(27=時津風部屋)、次兄は和歌山県庁相撲部、末弟は埼玉栄高3年で、4兄弟全員が相撲に親しんでいる。埼玉栄高、日大で実績を積んできた22歳が、憧れていた大相撲の世界へ新たな一歩を踏み出した。

 また、境川部屋からは五十嵐大喜(19)も受検。日大柔道部を1年で中退して相撲の道へ進んだ。身長1メートル90、体重133キロの堂々たる体格。柔道部時代は、同部OBでリオ五輪100キロ超級銀メダリストの原沢久喜の練習相手を務めたこともあるという。相撲は未経験だが「上がります。自信あります」と夢を描いた。

 ◇宮崎 光星(みやざき・こうせい)2001年(平13)5月24日生まれ、高知県土佐清水市出身の22歳。土佐清水相撲少年団で4歳の頃から相撲を始め、清水中3年時に全中団体戦16強。埼玉栄高に相撲留学し、3年時に関東大会重量級(115キロ未満)3位。日大3年時に全日本大学選抜金沢大会16強。4年時に東日本学生体重別135キロ以上級3位、全国学生体重別135キロ以上級8強。1メートル75、128キロ。4兄弟の三男。長男・太暉(27)は時津風部屋の三段目・土佐清水、次男・麗(25)は和歌山県庁相撲部、四男・虎之介は埼玉栄高相撲部3年。

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