ゴルフ界のアイドル菅沼菜々 復活の兆しの71「ずっと泣いていた」

2024年05月02日 14:16

ゴルフ

ゴルフ界のアイドル菅沼菜々 復活の兆しの71「ずっと泣いていた」
<ワールド・サロンパス・カップ第1日>8番、セカンドショットを放つ菅沼(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ワールド・サロンパス・カップ第1日 ( 2024年5月2日    茨城県茨城GC東C=6665ヤード、パー72 )】 国内メジャー今季初戦が開幕し、ツアー通算2勝の菅沼菜々(24=あいおいニッセイ同和損保)が1バーディー、ボギーなしの71で回り、1アンダーの好位置で滑り出した。ホールアウト時点で暫定6位。「ティーショットが安定していた。とにかくボギーを打たないゴルフが必要だと思っていたので、堅く狙おうと。メリハリをつけてちゃんとできました」とうなずいた。
 今季はここまで8試合のうち6度の予選落ち。実はオフのトレーニングで右膝をケガし、その影響でスイングが崩れてしまっていたという。「球が弱くて捕まらなくなった」。今季初戦から4戦連続予選落ちを喫するなど苦しい時間を過ごす中、コースに来ると涙が出る日々を送った。「ずっと泣いていました」。それでも、アドレスを変え、何度も映像でスイングを見返し、懸命に復調の糸口を探し続けた。

 きっかけは2週前のこと。下半身にしっかりと重心を乗せ、スイング時に右膝で粘る意識を持つことで本来の感覚が戻ってきた。グリーンが固く締まったメジャーセッティングをボギーなしで回り、5番パー4で残り162ヤードの第2打を7Iで30センチに寄せてバーディーを奪った。「今年多分ノーボギーがないのに、ここでノーボギーっていうのがなんか自分らしい」と笑った。

 この日、アン・シネ(韓国)と初めて同組で回ったことも、テンションを上げてくれた。「大人っぽい雰囲気で凄いなと思って。なんかもう良い匂いするし、めっちゃうれしかった」と声を弾ませる。セクシークイーンとゴルフ界のアイドルの共演。午前7時のトップスタートにも関わらず、多くのギャラリーが声援を送った。

 昨年10月のマスターズGCレディース以来の勝利を目指す戦い。「調子が悪かったからこそ、本当に楽しくできた。残り3日間も楽しくプレーできたらいい」と、残り54ホールの戦いを見据えた。

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