照ノ富士は脇腹を痛め申し合いを回避 新たな不安発生に横審委員長「心配だ」

2024年05月02日 18:49

相撲

照ノ富士は脇腹を痛め申し合いを回避 新たな不安発生に横審委員長「心配だ」
稽古総見で申し合いには参加しなかった照ノ富士(右から2人目)=撮影・前川 晋作 Photo By スポニチ
 大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)に向けた横綱審議委員会による稽古総見が2日、東京・両国国技館で行われた。一般公開で2500人が集まったが、横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)は左の脇腹を痛めた模様で土俵にも上がらなかった。
 この日は午前9時に拍手に迎えられて姿を見せたが、終始脇腹を気にするそぶりを見せ、大関陣の稽古は椅子に座って見守り、途中で膝のサポーターを外してしまった。

 横綱は腰痛のため3月の春場所を途中休場。春巡業は4月25日の木更津巡業で相撲を取る稽古を再開していた。稽古終了後のインタビューでは「稽古しようと思ったけど、まあ調子は良くなかったから。詳しくは言えないけど」と述べ、稽古を控えたのは「念のためって感じ」と強調。ここまでの調整具合については「悪くはないと思うけど、今までできることをやってきたかなと思います。ここから調整しながらじゃないですか」と説明した。

 初日まであと10日。ペースダウンとなったものの「その日その日で体と相談して、やれることをやっていくしかない」と話すが、横審の山内昌之委員長(東大名誉教授)は「元気に土俵に上がってくれればいいが…。心配だ」と話し、八角理事長(元横綱・北勝海)も「朝になって脇腹(を痛めた)という話だった。ひねったのか、それとも稽古場でやったのか」と指摘した。

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