松山 「66」も心は晴れず 試行錯誤「何かをしなきゃいけない」
2018年06月19日 05:30
ゴルフ
強風の中、世界最高難度のシネコックヒルズと対じしたこの1週間の総括についての問いにも「何もないです」と素っ気なかった。
昨年のこの大会の最終日にもベストスコア66をマークし、メジャー日本人最高の2位に食い込んだ。世界レベルの爆発力を持ち合わせていることは既に証明済み。課題は4日間いかに高いレベルのゴルフを維持するかだったが、今大会ではそれを克服できなかった。
松山が合格と考える縦横5メートル以内に収まる高精度のショットは随所に見られた。残り173ヤードの第2打を8Iでピン右2・5メートルに運んだ9番など、その確率は18分の11。それだけバーディーチャンスを量産しているが「明日になると分かんない。昨日は現実に悪かったですし」といまだ試行錯誤の中にいる。
メジャー第3戦、全英オープンは来月19日にスコットランドのカーヌスティで開幕する。昨年はアイルランドオープンから中1週で臨んだが、今年は全英直前のスコットランドオープンを経由する予定。会場のガレーンGCは世界最古のリンクスコースの一つ。16度全英の舞台となったミュアフィールドに近く昨年はファウラー(米国)も前哨戦に選んでいる。
「何かをしなきゃいけないっていうのは全部だと思うんですよね」と依然、悩みは深い。