渡辺雄太がネッツの一員としてサマーリーグに参加 ラスベガスで7月6日に開幕

2018年06月23日 11:40

バスケット

渡辺雄太がネッツの一員としてサマーリーグに参加 ラスベガスで7月6日に開幕
ネッツでサマーリーグに参加することになった渡辺雄太(AP) Photo By AP
 NBAドラフト(21日=2巡目までの計60人)で指名されなかったジョージワシントン大出身の渡辺雄太(23)が、来月6日にラスベガスで開幕するサマーリーグにネッツの一員として参加することになった。
 渡辺本人が「サマーリーグではブルックリン・ネッツでプレーさせていただくことになりました。いい結果を残せるように頑張ります」とツイートしたもので、各チームの若手が集結する舞台でNBAへの道を模索することになった。

 若手の登竜門となるサマーリーグは2004年に始まり、ウォリアーズのステフィン・カリー(30)ら現在リーグを代表するスター選手も数多く出場。今年からはラスベガスにNBA全30チームが集結し、ネバダ大ラスベガスのキャンパス内にあるトーマス&マック・センターとコックス・パビリオンで6日から17日までの12日間の日程で行われる。各チームとも少なくとも5試合を消化。最初の3試合の成績でシード順を決めて、以後トーナメント制によって優勝が決まるシステムで、全試合がスポーツ専門局のESPNとNBA−TVによって全米に生中継される。

 ネッツからは3季目のシューティングガード、キャリス・ルバート(23)と2季目のセンター、ジャレット・アレン(20)がともに2年連続で参加。2人とも昨季はネッツで先発経験があり、渡辺にとっては自身の能力を最大限に発揮できる環境が整っている。

 ネッツは昨季28勝54敗で東地区全体では15チーム中12位。プレーオフからは3季遠ざかっており、現在はチーム再建のプロセスに入っている。補強面で指揮を執っているゼネラルマネジャー(GM)は、かつてラプターズなどで230試合のNBA出場経験があるニュージーランド出身のショーン・マークス氏(42)。カリフォルニア大出身の同GMは、今ドラフトで1巡目(全体29番目)にボスニア・ヘルツェゴビア出身のジャナン・ムーサ(19)、2巡目にラトビア出身のロディオンズ・クルツ(20)の両若手フォワードを指名しており“国際戦略”に積極的だ。

 この2人の身長はともに渡辺と同じ2メートル6。プレースタイルは違うものの、2004年の田臥勇太(サンズ=現栃木ブレックス)以来、日本人2人目のNBA入りを目指す渡辺はサマーリーグで結果を出して、ドラフト組に迫りたいところだろう。

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