国内男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は27日、都内で定例理事会を開き、プロアマ大会で不適切な行動をとった永久シード選手の片山晋呉(45=イーグルポイントGC)に、当日に科した制裁金30万円に加えて厳重注意処分を科したことを発表した。この処分は懲戒処分ではなく、制裁処分の一つだという。
片山は騒動後初めて黒のスーツ姿で会見に臨み「このたびは一緒に回られた同伴競技者の方に不快な思いをさせてしまい、申し訳ない思いでおります。大変、申し訳ございませんでした。ゴルフを支えてくださっている関係者、ファンの皆さまにも申し訳なかったと思っております。先ほど青木会長から、厳重注意をいただきました。反省すべき点を反省して、今後のゴルフ人生の糧にしていきたい」と謝罪し、頭を下げた。
5月30日に行われた日本ツアー選手権のプロアマ戦で、片山の応対でアマチュアの招待客が不愉快な思いをし、プレーを断念する事態が発生していた。片山は6月8日にアマチュアの招待客に直接謝罪に出向いており、現在は片山のツアー復帰を臨んでいるという。