国内男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は27日、都内で定例理事会を開き、プロアマ大会で不適切な行動をとった永久シード選手の片山晋呉(45=イーグルポイントGC)に、当日に科した制裁金30万円に加えて厳重注意処分を科したことを発表した。この処分は懲戒処分ではなく、制裁処分の一つだという。
片山は騒動後初めて黒のスーツ姿で会見に臨み、同席した青木功会長(75)、石川遼副会長兼ジャパンゴルフツアー選手会長(26=CASIO)らとともに頭を下げた。青木会長は「ご招待者様はもちろんのこと、この大会に関わられた全ての方におわび申し上げます。制裁処分に対し、世間で様々な意見があると思う。このようなことが起きたことは残念でならない」と語った。
5月30日に行われた日本ツアー選手権のプロアマ戦で、片山の応対でアマチュアの招待客が不愉快な思いをし、プレーを断念する事態が発生。JGTOは準則に「同伴アマチュアに不適切な対応をしたり、不快感を与えるような態度をしてはならない」と明記し、その違反を懲戒・制裁事由に定めているため、深刻な事態として委員会を設置していた。